指導技術の教科書
強力執筆陣が、学級経営・教科指導などについて、とっておきの指導技術をウェブ連載! これを読めば教師力アップ間違いなし!
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帝京大学大学院教職研究科客員准教授吉本 裕子
- 2013/10/20
- 支援のあるクラスづくり
- 特別支援教育
今回は、子どものけんかに悩むまみ先生が相談にいらっしゃいました。
まみ先生
発達障害の診断が出ているA君は、友だちとトラブルがあると、すぐに手が出てしまいます。その都度、「暴力はいけない」と注意をするのですが、繰り返します。また、保護者の方にもそ...
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大野桂の算数熱中授業づくり(5)
【具体物の操作】と2つの【話し合い】
筑波大学附属小学校教諭大野 桂
- 2013/10/25
- 算数熱中授業づくり
- 算数・数学
熱中授業づくりのポイント
1. 「めんどくさい」を実感させる具体物の操作
2. 式を洗練させていく話し合い
3. わり算の筆算形式をつくり上げる話し合い
1 「めんどくさい」を実感させる具体物の操作
人間が問題に直面した際、自然に行う行動である発見や創造を...
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京都文教大学准教授大前 暁政
- 2013/10/31
- マスターしたい指導技術集
- 教師力・仕事術
授業経験の少ない人が、小学校で授業をすることがあります。
例えば、新卒教師であったり、教育学部の学生であったりします。
時には、大学の研究者が、小学生相手に授業をすることもあります。
仕事柄、授業経験の乏しい人の授業を見る機会が多くなりました。
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堀江式 国語授業のワザ(18)
―「ごんぎつね」(4年)をもとにしたブックトーク言語活動―
兵庫教育大学大学院教授堀江 祐爾
【単元を貫く言語活動の展開】
単元おさめ
―身についた力を子ども自身が自覚できるような単元おさめの具体例を教えてください。
前回・前々回(その1・その2)のまとめ
「単元を貫く核となる言語活動」と呼ぶことを提唱し、「年間指導計画的な観点(単元つなぎ...
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国立音楽大学准教授井上 恵理ほか
- 2013/11/10
- リトミックで音楽授業!
- 音楽
「虫のこえ」に登場する5種類の虫を声と動きで表現する
・対象
小学校低学年から
・学べる要素
音色、リズム、反復、変化
「音楽づくり」の充実が求められています。「自分が子どもの時に授業で経験していない」や「音楽づくりは時間がかかりそう」などが躊躇の...
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この時期の子どもたち
家庭学習、つまり宿題というものに対して、保護者の気持ちが同じであると思っていませんか?
様々な子どもたちがいるように、その倍もいろいろな保護者の方々がいらっしゃるのです。宿題に対する認識の仕方も多様です。宿題を出すならば、そ...
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帝京大学大学院教職研究科客員准教授吉本 裕子
- 2013/11/20
- 支援のあるクラスづくり
- 特別支援教育
今回は、けんた先生が相談にいらっしゃいました。
けんた先生
クラスのEさんが2学期から通級による指導を受けることになり、週1回教室を離れます。クラスの子どもたちにはどう話したらよいでしょうか。また、Eさんにはどんな対応が必要でしょうか。
裕子先生か...
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大野桂の算数熱中授業づくり(6)
子どもの認識にゆさぶりをかける【話し合い】
筑波大学附属小学校教諭大野 桂
- 2013/11/25
- 算数熱中授業づくり
- 算数・数学
熱中授業づくりのポイント
1. 共通性を追究する活動を仕組む
2. 子どもの認識にゆさぶりをかけ、新たな概念を形成する
1 共通性を追究する活動を仕組む
この授業では、人間にとって素朴で自然な行為ともいえる「共通性を追究する」活動を通して、分数という新た...
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京都文教大学准教授大前 暁政
- 2013/11/30
- マスターしたい指導技術集
- 教師力・仕事術
教師が一方的に説明するだけだと、教えた内容を子どもがすぐ忘れてしまいます。
どうすればよいのでしょうか?
ポイントは、子どもの「活動場面」を授業の中に入れることです。
授業は、教師が一方的に進めるものではありません。
子どもに、活動させる場面も必...
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堀江式 国語授業のワザ(19)
―自分がどのように書いたかについてメタ認知させる―
兵庫教育大学大学院教授堀江 祐爾
【書写の指導】
どうしてもお手本を見て字を書くだけになってしまいがちです。「文字を正しく整えて書くこと」をきちんと指導するためのワザを教えてください。
ココがポイント!
自己評価&他者評価で自分がどのように書いたか考えさせる
平成20年版学習指導要...
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国立音楽大学准教授井上 恵理ほか
- 2013/12/10
- リトミックで音楽授業!
- 音楽
長音階をいろいろなリズムで楽しむ
・対象
小学校低学年から
・学べる要素
リズム、音階
世界にはさまざまな音楽があります。そして音色やリズム、音の重なり方など、それぞれの特徴をもって成り立っています。その中にあって、子どもたちが日常触れる音楽は、...
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この時期の子どもたち
学校ではトラブルはつきものです。子どもたちの関係は、いつも同じではありません。事故、事件、ケンカ、意地悪、いじめ、不登校など、様々な問題が起こります。
正直なところ、自分の責任ではないように思うこともあります。それでも、教師...
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帝京大学大学院教職研究科客員准教授吉本 裕子
- 2013/12/20
- 支援のあるクラスづくり
- 特別支援教育
今回は、ゆみ先生が相談にいらっしゃいました。
ゆみ先生
発達障害の疑いがあるクラスのK君は、ちょっとしたことで怒りだし、授業中も集中できずに立ち歩いたりします。2学期も後半に入り、他の子は少しずつ落ち着いてきて勉強に向かう姿勢がついてきていますが...
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大野桂の算数熱中授業づくり(7)
子どもの思考に沿った、どの子も自然に取り組める【課題】
筑波大学附属小学校教諭大野 桂
- 2013/12/25
- 算数熱中授業づくり
- 算数・数学
熱中授業づくりのポイント
1. 子どもの思考に沿った、どの子も自然に取り組める課題
2. 「教師が教えやすい」ではなく、「子どもが学びやすい」授業を
5年「面積」の学習で、求積の際に必要となる「倍積変形」のアイデア。多くの子どもが気付き、活用できるかとい...
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京都文教大学准教授大前 暁政
- 2013/12/31
- マスターしたい指導技術集
- 教師力・仕事術
いつも問題解決型の学習をさせておけばよいのですよね?
小学生の内は、何でも子どもに教えるべきですよね?
教えるか、子どもに解決させるか。
現場には、「どっちが正しいのか?」といった議論があります。
答えは明確です。
「どっちも大切」です。
もう少...