絆を深める×笑顔があふれる 学級レク&アイスブレイク事典
クラス全員が居心地のいい学級をつくるための、子どもが夢中になって取り組むネタ&アイデア満載!
学級レク&アイスブレイク事典(2)
学期末のお楽しみ会が盛り上がる!「ウインクキラー」
青森県藤崎町立藤崎小学校教諭弥延 浩史
2015/7/5 掲載
1学期もあと2週間ほどで終了します。「お楽しみ会」をやるという学級も多いのではないでしょうか。「どの学級でも好評だったなぁ」というレクはいくつもあるのですが、やはり、体をめいっぱい動かしたり、笑いが自然とこぼれてしまったりするものが子どもたちは好きなようです。そのうちのひとつを、今回は紹介します。1学期の終わりに、学級が盛り上がること間違いなし!
この活動で得られる最大の効果は……これだ!!
○勝ち負けにこだわったり運動能力に左右されたりすることなく楽しめるレクなので、学級全員を一人残らず笑顔にすることができる!
対象学年:全学年(20人以上いると盛り上がります)時間:10分準備物:なし
活動の手順
- 犯人1名と探偵役(2〜4名、活動場所の広さに応じて変更)の児童を決めます。(犯人は誰かわからないようにする必要があるので、私の学級では先に探偵を決めます。犯人は、(1)全員、顔を伏せる (2)やりたい子はそっと手をあげる (3)先生から肩をトントンされた子が犯人になる という選び方が多いです。)
- 開始の合図で、全員が自由に教室・体育館などの決められたエリア内を歩き回ります。犯人役の子は、探偵役の子に見つからないように、歩いている友達にウインクをしていきます。
- ウインクされた人は、その場に倒れます。
- 探偵役は、犯人がわかった時点で手を挙げ犯人を当てます。外した場合はそこから再開です。当たった場合は終了になります。犯人指名の挑戦は3回までというように制限を設けます。
活動のポイント
- 最初は先生が犯人役で、探偵なしでやってみると、ルールの理解が早まります。
【犯人役にアドバイス!】
- 探偵に見つかることをためらわず、どんどんウインクしていくとレクが盛り上がります。
【探偵役にアドバイス!】
- チームを組んで犯人を見つけます。誰が犯人かわかったときには、簡単に協議をして指名にチャレンジするか様子見をするか決めていきます。
【倒され(!?)役にアドバイス!】
- 実はこのレク、倒され役が肝心です。ウインクされたと思ったら倒れるのですが、とにかくオーバーに倒れると盛り上がります。倒れた後は犯人が誰かを周りの友達に教えないようにします。また、歩いている途中で犯人がわかっても、素知らぬふりをし、探偵役に協力はしません。
▲まずは探偵役を決めます。
▲みんなでエリア内を歩きます。ウインクされたらアウト!
▲おっ、早くもウインクされた子がダウンです。
▲探偵役は犯人がわかったようです「犯人だ〜れだ?」で一斉に指さします。
やのべ‘sEYE
弥延 浩史
1980年東京都日野市生まれ。弘前大学教育学部を卒業後、弘前市立時敏小学校教諭を経て、現在、藤崎町立藤崎小学校教諭。日本国語教育学会会員、基幹学力研究会幹事、初等教育研究会弘前支部代表。
話すことや書くことのおもしろさを子どもたちに実感してもらいたい、学級が子どもにとって前向きに高め合うことのできる空間にしたいとさまざまな実践に取り組む。著書『小学校国語 クラス全員が熱中する!話す力・書く力をぐんぐん高めるレシピ50』(明治図書)が大好評発売中!
(構成:林)
大人数でやると、もっともっと楽しいと思います!!
みんなが場の雰囲気に溶け込めますし!!」