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- 18歳市民時代の公民教育 授業づくりのスタンダード (第7回)
- 小中高の系統性を念頭に置いて「社会に見られる課題」の解決策を考えさせる
- 「社会に見られる課題」を取り上げて,その解決について考えさせるにあたっては,小中高の系統性を念頭に置き,段階的・発展的に学習活動を組織するべきである。
- 本文抜粋
- 1 「公共」の可能性と課題 本誌二〇二一年六月号で,筆者は高校公民科の新科目「公共」の可能性と課題に触れた。可能性とは,「公共」が「18歳市民時代の公民教育」の中核科目となることへの期待,課題とは,「公共」がその期待を一身に背負って,他教科・領域が係る取り組みから手を引いてしまうことへの不安である…