教育オピニオン
日本の教育界にあらゆる角度から斬り込む!様々な立場の執筆者による読み応えのある記事をお届けします。
最近の記事
  • 佛教大学准教授/京都教育大学附属京都小学校達富 洋二
    • 2011/8/30
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    • 国語
    1.ひとつのエピソード
    三年生の作文の教室。わたしは廊下側の女の子が書いている「冷蔵庫の片付け方」という題の作文を読んでいた。そんな静かな教室で「先生」と、小さな声がしたので顔を上げた。「オウムの飼い方」の作文を書いている男の子が手をあげている...
  • インターネットを活用した学習を充実させるための方略
    群馬大学教育学部教授中村 敦雄
    • 2011/8/24
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    • 国語
    一 問題の所在
    近年、調査等でインターネットを活用した学習が総合的な学習の時間はもちろん、国語科でも行われるようになった。こうした学習は、以前ならば学校図書館の活用が定石であった。だが、人的資源不足や図書予算逼迫により、残念ながら多くの学校図書...
  • 子どもが大きく伸びる保護者との効果的連携
    新潟大学教育学部教授長澤 正樹
    • 2011/8/17
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    • 特別支援教育
    筆者が特別支援学校の教師をしていたときのエピソードである。ことばによるコミュニケーションが困難な自閉症の中学生をもつ母親が、特別支援学校でことばの学習をしてくれないことに不満を訴えていた。
  • 学級を「学び合う」集団にかえるために
    筑波大学附属小学校二瓶 弘行
    • 2011/8/16
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    • 国語
    国語授業。その多くの導入で学習材となる文章の音読をする。私もそうだ。誰か一人の子どもに音読をさせる場合に、いきなり指名はしない。私は子どもたち全員に必ず挙手を求める。
  • 聖徳大学音楽学部音楽総合学科准教授松井 孝夫
    • 2011/8/8
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    • 音楽
    音楽って楽しければOK?
    「楽しくなければ、音楽じゃない!」。これは、音楽科教師の誰もが日頃から思っていることではないでしょうか。ところが今や、「楽しいだけでは音楽の授業じゃない!」というのが新・学習指導要領における音楽科の重要課題となっています...
  • 神戸親和女子大学准教授亀岡 正睦
    • 2011/8/2
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    • 算数・数学
    「つぶやく」ことで「つながる」
    つぶやくことでつながるTwitterやFacebookが人気ですが、算数科でも「つぶやき」を大切にすることが大事と考えています。今回は「つぶやき」と「つながる」をキーワードにして「ふきだし法」による言語活動充実の意味について考え...
  • 大阪教育大学教授園田 雅春
    • 2011/8/1
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    • 指導方法・授業研究
    きょうは、どんなことを話そうか。
    そう思いながら、事前に送られてきた学習指導案に目を通す。そして、気づいたことを即座に赤ペンでメモ。
    ところが、実際に授業を見せていただくと、まったく違った発見があり、感動がある。これは当然と言えば当然ではあ...
  • “災害”を学習する社会科のポリシーを考える
    兵庫教育大学名誉教授岩田 一彦
    • 2011/7/28
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    • 社会
    社会科で災害≠学習する際の中核は「費用対効果で物事を考えることができる」といった能力を育成することである。防災学習は、災害の状況、災害の歴史、避難場所、避難方法、避難用品等の学習に陥りがちである。これらの学習内容は...
  • 「対話力」を育てるアイデア―低学年
    新潟市立鳥屋野小学校藤崎 久美子
    • 2011/7/26
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    • 国語
    「じわじわクイズ」と板書した。そのとたん、「じわじわクイズって何〜?」と、質問が飛んだ。声の方を向いてニッコリし 「やってみますね。」私の好きなくだものについてクイズを出します。私の好きなくだものを当ててください。
  • 東京理科大学理学部物理学科教授川村 康文
    • 2011/7/22
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    • 理科
    “ぷち発明”!!
    “ぷち発明”、そのこころは、「科学はもっと楽しく学ぶべきだ」ということだ。
    もちろん、大芸術家が新作を生むのに命をすり減らすというのもわかるが、私は、すべての人が大作家とかというわけではないし、すべての人が、野球をやればイチロ...