Eduマガのヨミカタ
毎月発行される教育雑誌の中から、その時期にぜひ読んでほしい厳選記事をご紹介するコーナーです。
引継ぎ情報を生かしてはじめる特別支援教育
LD,ADHD&ASD 2017年4月号
教育zine編集部広川
2017/4/12 掲載

 『LD,ADHD&ASD』2017年4月号の特集テーマは、引継ぎ情報を生かしてはじめる特別支援教育です。

 4月は毎年、新しい出会いにあふれています。幼稚園・保育所から小学校に入学するかわいい小学1年生、小学校から中学校に進学する元気な中学1年生。どちらもピカピカの1年生です。学校に新しい子どもたちを迎えるにあたって、その子たちがこれまでどんな学校生活を送ってきたのかな? ということは受け入れ側の先生方の関心事と思います。
 それが特別な支援を必要とする子どもたちであれば、なおさらのことです。どんな特性があって、どんな支援をすればいいのか…これまでの支援の過程が簡単にわかると、スムーズな支援のスタートを切ることができます。
 近年は幼保・小連携、小・中連携、あるいは福祉機関との連携の重要性が再認識され、特別な支援を必要とする子どもについての情報交換が行われている学校も少なくないようです。しかしながら、送り手はできるだけたくさんの情報を伝えたい、受け手は支援に必要な情報をコンパクトに知りたいとそれぞれの思いをお持ちのようです。

 本号では、そんなお悩みに応えるべく、事例にもとづいて引継ぎを支援に生かすポイントを端的にまとめています。

・引継ぎシートはどんな風に作成しているの?
・年間を通じた小・中連携のコツは?
・校内連携はどこまで情報を共有すればいい?

 学校間の連携だけでなく、支援センター、行政の社会福祉課、民間の支援団体など、多様な視点から、将来を見通した支援の流れも網羅しています。その中で連携の中心的役割を期待されているのは、やはり学校であるようです。

 ぜひ、本書を手に取っていただき、引継ぎ情報の発信・受信、そして子どもたちのよりよい支援のための関係機関の連携について一緒に考えてみませんか。

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