子どもの笑顔があふれる! 先生のための『ほめ言葉手帳』
『ほめ言葉手帳』は、子どもの姿を記録することで、クラスに「ほめ言葉」があふれるようになる、先生用の手帳です。 「ほめ言葉のシャワー」による学級崩壊立て直し人として知られる、菊池省三先生に監修いただきました。
子どもの笑顔があふれる! 先生のための「ほめ言葉手帳」(6)
こんな使い方はいかが? 現場の先生による使い方レポート!
『ほめ言葉手帳』製作委員会
2016/3/25 掲載

 大好評発売中の「ほめ言葉手帳」!
 今回は、製作にご協力いただいた、菊池道場広島支部の梅田駿先生に『ほめ言葉手帳』を実際にご使用いただき、様々な活用の仕方をレポートしていただきました。

■意外と重要(!?)な表紙

 毎日使う表紙なので、やはり自分自身が「毎日開きたい」と思える表紙にしたいものです。特設ページでも紹介されていましたが、私は、担任している児童からもらった一枚の落書き(笑)を貼っています。
 思い入れの強いものなので、見るたびに身の引き締まる思いになります。カバーの中に貼れるので、傷がつきません。手帳を持ち歩くことの多い学校の先生には特におすすめです。実は、ビニールカバーをとると、見えている紺色の部分もカバーになっており、白い表紙が現れます。紺色のカバーを外すのも、ちょっとした「違いの演出」になるかも!?

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■ウィークリーページに一言日記

 私は、ウィークリーページは元来使っていた手帳と同じく時間割を簡単にメモしています。中でもいい意味でこだわっているのは、一番下のフリースペースの活用法です。職員室を出る前に、1日をふり返って一言日記を書くようにしました。今までは「なんとなく」過ごしていた日も多かったのですが、子どもと過ごす大切な1日であることを意識できるようになりました。小さなスペースなので、無理なく続けることができています。

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■ほめたい場面、ほめた場面の活用

 私は、こすって消えるタイプの3色ボールペンを『ほめ言葉手帳』用に使用しています。学期始めに青色で5つのほめたい場面を記入しておきます。1学期は、ある程度子どもたちを知ってから書くことをお勧めします。
 時間のあるときにそのページを眺めながら、「そのとき」が訪れるように仕掛けをつくり、ときにはひたすら待ちます。そして「そのとき」が来たら思いっきりほめ、赤色でメモをします。とくにこの地道な活動が生きたと思うのは、成績や指導要録を記入するときでした。メモを見るとそのときの状況がリアルに蘇るので、作業もスムーズに、そしてより丁寧に進めることができました。

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■仕事に没頭しすぎないように!

 『ほめ言葉手帳』は、マンスリーページも収録されています。私は今年、プライベートの手帳を持ち歩いていません。この手帳の中に学校での大きな行事と、プライベートの用事をあえて一緒に記入することにしました。忙しい毎日でも、自分の時間を大切にしたいという先生も多いかと思います。疲れたときには、週末に記入してある楽しみなことを見て、「よし、がんばるか!」という気分になっています。

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■「価値語」で人を育てる

 菊池道場広島支部では、「価値語」で人を育てることを強く意識して取り組んでいます。私はその月が始まる前に、菊池先生のコラムのページに「その月で子どもたちに伝えたい価値語」をひたすら書くようにしました。月の途中でも、思いついたらどんどん書きます。自分自身が伝えたい価値語を視覚化することで、教室で起こる様々な場面と価値語がビビッとつながります。菊池先生は価値語を「植林する」と言われますが、木の苗をもたずに植林はできませんよね。まずは、自分自身が木の苗となる価値語を用意しておこう、そう思ってひたすら書いています。

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 まもなく新学期です!『ほめ言葉手帳』で、クラスを「ほめ言葉」でいっぱいにしましょう!!

子どもの笑顔があふれる! 先生のための「ほめ言葉手帳」
コメントの一覧
1件あります。
    • 1
    • 山香昭
    • 2016/3/26 7:55:12
    ありがとうございます。早速購入しました。そして、このように活用すれば良いかとてもよくわかりました。1年間頑張れそうです。子どもと私の成長を感じたいと思います。
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