著者インタビュー
新刊書籍の内容や発刊にまつわる面白エピソード、授業に取り入れるポイントなどを、著者に直撃インタビューします。
楽しく学んで、国語力をつける!
神戸市立公立小学校教諭関田 聖和
2016/2/4 掲載
 今回は関田聖和先生に、新刊『楽しみながら国語力アップ!「楽習」授業&ツール』について伺いました。

関田 聖和せきた きよかず

1968年、兵庫県生まれ。創価大学教育学部卒業。1991年より,神戸市内小学校勤務。
2010年 特別支援教育士(S.E.N.S)に。
共著に、『授業力の開発』シリーズ、『ミス退治事例集 授業づくりの成功法則』シリーズ』(明治図書)、『誰でもトップレベルの授業ができるDVD+BOOKシリーズ』(さくら社)、『チャレンジ!ことわざ大王101』『チャレンジ!日本全国お祭りクイズ王101』、『チャレンジ!学校クロスワード王』(ほるぷ出版)、『朝の会・帰りの会 基本とアイデア184』(ナツメ社)、『クラスがまとまる理科のしごとば 上・下』(星の環会)がある。

―今回、「楽習」をテーマに、国語の授業づくりについて書かれた一番の理由は何でしょうか?

 単元を貫く言語活動から、アクティブ・ラーニングへと、国語の授業観が変化しています。国語は、一番授業時数が多い教科です。だからこそ、授業を仕組む教師自身がねらいとともに、ネタや調理法をもっていないといけません。また、あるアメリカの実験によると、楽しいと感じながら取り組んだグループと、つまらないと感じながら取り組んだグループの学習定着度に差があると言われています。「楽しく」感じた方が効果は高いのです。

―子どもたちが「楽しく学べる」授業づくりの秘訣は、どんなところにありますか?

 まずは、教師自身が楽しいと思うことです。まずは、この本に載っている取り組みで、読者となる先生方がこれは、楽しいと感じたものを実践してみてくだささい。それぐらい先生ご自身の感覚を信じてもらいたいです。教材や取り組みありきではなく、目の前の子どもに、どう教材や取り組みを仕組んでいくかが大事だからです。

―これまでされた授業のなかで、印象に残っている授業がありましたら、教えてください。

 どれも印象に残っているというところが本音です。これまで、本書に掲載した2・3倍以上の取り組みをしてきましたが、手応えが今ひとつだったものは、今回の本には載せませんでした。「これは!」と思えるものを集めています。手軽なものは、漢字、音読、カード類でしょうか。45分間でなくても取り組むことができるからです。継続もしやすいでしょう。また、単元そのものを載せさせてもらっているものについては、教科書会社ごとにアレンジしていただければと思います。

―「楽習」授業を初めてされる方が、「楽習」授業を成功させるコツは、どんなところにあるでしょうか?

 まずは、ご自身や学年チームで取り組んでみられることをお勧めします。また、授業参観にも効果的です。保護者が自分の子どもが楽しそうに授業を受けていると「この先生に、安心して任せた」と思ってもらえることでしょう。「活動あって学びなし」とはならないように、ねらいを本書で確認して、取り組んでいただけると幸いです。本書では、荒れた学級でも効果抜群のネタも入れています。子どもの実態に合わせ、達成感を味わわせたいですね。
 

―最後に、読者の先生方にメッセージをお願いします。

 本書では、若手の先生がすぐに使えるよう、大まかな手順を掲載しました。中堅以上の先生方には、若手へのネタ提供として、ワークシートも載せています。また、家庭学習でも使えるような取り組みも入れています。学校に1冊あれば、急な自習も授業参観も大丈夫!という思いで書かせていただきました。ぜひ手にとっていただければと願っております。

(構成:松川)
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