「学校の危機管理マニュアル」を改訂、配布へ―文科省
15日、文部科学省のHPに「学校の危機管理マニュアル」についての資料が掲載された。文科省では、平成14年12月に「学校への不審者侵入時の危機管理マニュアル」を作成し、学校や教育委員会に配布していたが、今回はその改訂版となる。
学校への侵入だけではなく、通学路等での犯罪が引き続き発生していること、前回のマニュアル作成から5年が経過していることなどが改訂の理由のようだ。
具体的には、以下の内容が付加されるとのこと。
- 登下校時における緊急事態発生時の対応例(フローチャート)
- 学校独自の危機管理マニュアルの作成について
- 日頃からのボランティア等の活動と学校との連携について
すでに作成している学校も多数ありそうだが,学校ごとに当然周囲の環境などが違うので,学校独自の危機管理マニュアルの作成が特に重要になってくるのではないだろうか。
今回の改訂版マニュアルがこれから各学校に配布されるとともに、今月末には文科省のHPにも掲載されるとのこと。附属池田小学校事件を受けて本格的な対応がとられ始めたが、通学中の児童が殺害された栃木での事件など悲惨な事件も相次いでいる。このマニュアルが現場で有効に活用され、子どもたちを犯罪から守ることにつながることを願いたい。
なお、現在配布されている「学校への不審者侵入時の危機管理マニュアル」は以下の文科省のページからダウンロードできる。
- 通学路を含めた学校における子どもの安全確保について(文部科学省)
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/17/12/05120900.htm
この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
コメントの一覧
1件あります。
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- 名無しさん
- 2008/1/22 14:45:42
登下校時がやはり親としても心配です。
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