- きょういくじん会議

10月12日の体育の日、お天気にも恵まれ、各地で様々なイベントが開かれていましたが、どのように過ごされましたでしょうか。味の素ナショナルトレーニングセンターでは、日本代表としてオリンピックに出場したスポーツ選手たち、「オリンピアン」とふれあえるスポーツ祭り2009が開催され、たくさんの親子連れやスポーツ愛好家たちでにぎわいました。
日本最先端のスポーツ施設が会場に
メイン会場となった味の素ナショナルトレーニングセンター(以下、味の素トレセン)は、JOC(日本オリンピック協会)やJOC加盟団体に所属する選手たちが集中的・継続的に強化に励む日本最先端のスポーツ施設です。隣には日本スポーツの国際競技力の向上を目的としたスポーツ医・科学・情報の中枢機関である国立スポーツ科学センターがあります。宿泊施設もあり、オリンピックや国際大会に向けて、たくさんの選手たちがこの施設で合宿を行っています。
どちらの施設も、普段は第2・4週目の木曜日と日曜日に先着15〜20名のみが予約制で見学できるのですが、この日は、事前に申し込みをした1000人ほどが、陸上競技や水泳、サッカーなど21の種目に分かれてオリンピアンたちの指導を受けられるスポーツ教室も開かれました。
オリンピアンとのふれあい
スポーツ祭り2009では他にも、このような施設を会場として様々なイベントが行われました。「オリンピアンふれあい大運動会」では、スキーの荻原健司さん、バレーボールの大林素子さん、水泳の柴田亜衣さんを始めとするオリンピアンたちが青・赤・緑・白・黄組のリーダーとなり、子どもたちと玉入れ競争や大玉ころがしリレー、シッポ取り競争などをしました。
また、「オリンピアンふれあいジョギング」では、おそろいのイベントTシャツに身を包んだたくさんの親子やスポーツ愛好家たちが、約2kmのコースを、陸上競技の竹澤健介さん、レスリングの吉田沙保里さん、水泳の松田丈志さんをはじめとするオリンピアンたちとともに、楽しくジョギングしました。ジョギングの後は、一緒に汗を流したオリンピアンたちとハイファイブをする姿や、和やかな雰囲気の中、スポーツ後のさわやかな笑顔で写真撮影をしたりサインをもらったりしている多くの人の姿が印象的でした。
お昼には、スポーツ選手のために考えられた「アスリート食」を親子で体験できるイベントも。競技力強化における基本3原則「トレーニング」「栄養」「休養」が満たされるよう整備された最先端の施設でトップアスリートたちとふれあい、たくさんの人とともに体を動かすことの楽しさを体験したり、強い体をつくるために食べることの大切さを知ったりすることができるとてもよい機会でした。