きょういくじん会議
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子どもこそ必要! 紫外線対策
kyoikujin
2009/5/3 掲載
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 5月に入り、暖かい日が多くなってきました。すでに夏日となった地域もありますね。夏になると気になるのが紫外線です。日本では女性の美容のための紫外線情報が多いのですが、子どもにとっても紫外線は気をつけなければならないものなのです。

 紫外線とは光線の一種で、太陽光に含まれています。社団法人日本皮膚科学会によると、紫外線にはビタミンDの生合成や皮膚病の治療に使われるといった良い面もありますが、悪い面には次のことがあるようです。

一時に大量の紫外線を浴びれば日焼け(サンバーン)を起こしてしまいます。また、少量でも長年にわたって浴び続ければ慢性障害として光老化が起こります。これは色素斑(シミ)、しわ、皮膚の良性・悪性の腫瘍として歳をとってから現れてきます。最近は更に紫外線が皮膚の免疫反応を抑えてしまうことも分かって来ました。

 紫外線はやはり日中の10時から15時に多く観測されます。まさに子どもが学校に行っている時間。学校でこそ対策が必要なのです。福岡県のふたば幼稚園では、15年も前から紫外線対策を行っています。サンカット帽子(壁付き帽子)から始まり、現在ではスモッグ・ポロシャツ・水着なども紫外線カットのものを採用しているそうです。サンカット帽子は、当初は一部の納得してくれた親の子だけでの導入だったそうですが、かぶるようになってから

アトピー症の子どもの
・赤みがかった肌やかさつき気味の皮膚が解消された
・帽子を着用していなかった兄弟児に比べ日焼けが抑えられた
・疲れも無く非常に効果が見られた

との変化があったそうで、その後、他の子どもたちにも広まっていきました。

 海外ではニュージーランドやオーストラリアなどで国を挙げて紫外線対策が行われ、子どももUVカットの帽子や洋服、サングラスを着用しています。オーストラリアの小学校では、紫外線の強い日には戸外での活動を考慮する措置もとられています。

 4月から9月までは紫外線の強い季節。この時期は運動会や体育など、屋外での活動には熱中症とともに紫外線にも充分な対策が必要です。

この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
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