中学校の部活動の朝練廃止についてどう思いますか?
長野県教育委員会が1月に公表した「中学生期のスポーツ活動指針」の素案によると、例外も掲載されているものの「部活動の朝練習は原則として行わない」ということが盛り込まれたそうです。
部活動の朝練習は、睡眠不足や授業に集中できない原因になるとの意見があるようですが、みなさんはこの部活動の朝練習廃止についてどのように思いますか?
集計結果
- 朝練廃止に賛成
- 70.4%
- 朝練廃止に反対
- 25.9%
- その他
- 3.7%
長野県教育委員会が1月に公表した「中学生期のスポーツ活動指針」の素案によると、例外も掲載されているものの「部活動の朝練習は原則として行わない」ということが盛り込まれたそうです。
部活動の朝練習は、睡眠不足や授業に集中できない原因になるとの意見があるようですが、みなさんはこの部活動の朝練習廃止についてどのように思いますか?
真面目に徒歩で登校すると、朝6時前に家を出なければならない生徒がいます。保護者は起きられず、自分で朝食を食べて登校するばあいもあります。
そうかといえば、遅く起きても朝練に間に合うように、保護者が車で送っていく家庭もあります。
朝練の意義は認めますが指導者のみなさんはそういう家庭の実態に目をつぶって論議されているのだろうと思います。
部活で体力づくり・技能の向上を図るために、登下校は保護者の送迎が必要、という実態があります。体力の低下って、運動の機会が減ったこともありますが、歩いて登下校しなくなっている事も原因だと思います。
朝練の実施の可否はいわば、マネジメントの問題です。生徒・教員・保護者の持っている時間的な余裕や労力を勘案しながら教育計画を作成することの中には、部活動のあり方も含まれてくるはずです。生徒も教師も保護者も、「時間・お金・体力等々」に限りのある世界に生きています。意義のない教育計画は罪悪ですが、「時間・お金・体力等々」の裏づけのない教育計画は絵空事です。
もちろん、「私は(朝練も含めた様々な時間外活動が)できる」という人もいるのでしょうが、教育政策は全体の事情を勘案して実施されるものです。意義と現実の板挟みになって無用な罪悪感を背負ってしまう生徒・教員がいることも考慮されてしかるべきではないでしょうか。長野県の決定もそうした検討を経たものであると推察します。