著者インタビュー
新刊書籍の内容や発刊にまつわる面白エピソード、授業に取り入れるポイントなどを、著者に直撃インタビューします。
社会科授業を自己点検しチカラをつける授業を
総合初等教育研究所北 俊夫
2020/2/12 掲載
 今回は北 俊夫先生に、新刊『あなたの社会科授業は間違っていませんか』について伺いました。

北 俊夫きた としお

福井県に生まれる。
東京都公立小学校教員、東京都教育委員会指導主事、文部省(現文部科学省)初等中等教育局教科調査官、岐阜大学教授、国士舘大学教授を経て、現在、総合初等教育研究所参与。
『「主体的・対話的で深い学び」を実現する社会科授業づくり』『小学校社会科「重点単元」授業モデル』『小学校社会科「新内容・新教材」指導アイデア』『「思考力・判断力・表現力」を鍛える新社会科の指導と評価』『“知識の構造図”を生かす問題解決的な授業づくり』『社会科学力をつくる“知識の構造図”』(明治図書)など、著書・編著・共著多数。

―本書は、社会科授業づくりの基礎・基本について、Q&A形式で解説されています。本書のねらいは何ですか。

 本書は「社会科授業はどう行うのか」を解説したものです。社会科の授業にやり方について悩んだり戸惑ったりしている先生はもちろんのこと、社会科の授業を参観して助言されている先生に提供するものです。日頃の授業を社会科らしくしたいという願いでまとめたものです。

―本書の読み方・活用のポイントは何ですか。

 まず、1章の「私の社会科授業論」を読んでください。ここには、私がかつて育てた子どもの姿が紹介されています。そのうえで、2章を読みます。どこから読んでも結構です。全体で66の質問事項がありますから、自己採点してみてください。

―本書のまえがきで、教えづらい教科として社会科が挙げられていますが、その原因はどこにあると考えていますか。

 学校現場の状況をみると、社会科の授業について校内で研修する機会が少ないことが挙げられます。社会科は動きのある社会を対象にしていますから、常に教材研究を深め、指導方法を改善工夫し続けることが求められる教科です。社会科を「難しい教科」と捉えず、「大切な教科」だと受けとめてください。

―「学習評価」についても解説されていますが、その改善のポイントは何でしょうか。

 これまで学習評価と言えば、子どもをランクづける成績評価(評定すること)として捉えられてきました。学習評価の目的は何かを改めて確認し、評価結果を教師が授業改善に生かすだけでなく、子どもが自らの学習改善に生かす評価を進めていくことです。

―最後に、本書を手にとっていただいた先生方に、メッセージをお願いします。

 社会科はよりよい社会を形成する基幹教科として重要な役割を担っています。本書が日頃実践している社会科授業を見直す機会になり、先生方が社会科の授業に自信をもち、社会科の好きな子どもたちを育てていくことにお役に立てればと願っています。

(構成:及川)

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