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新刊

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インタビュー掲載中

こんな社会科授業をしていませんか?Q&Aで読み解く基礎・基本

「教師は授業で勝負する!」66のQ&Aで読み解く、社会科授業の基礎・基本。主体的・対話的で深い学びを実現する学びのプロセスから教材づくり、授業デザインから学習評価の考え方、評価方法まで。分かりやすい解説で社会科授業づくりのイロハが1からわかる入門書。


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ISBN:
978-4-18-278015-8
ジャンル:
社会
刊行:
対象:
小学校
仕様:
A5判 160頁
状態:
在庫あり
出荷:
2020年4月10日
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Contents

もくじの詳細表示

まえがき
1 私の体験的社会科授業論
いまも心に残る子どもたち
1 突然泣き出した子どもたち―教材への共感―
2 イラストを描いて説明した子どもたち―自己のイメージを視覚化―
3 トイレに興味をもった子どもたち―生活と授業の一体化―
4 授業で大事にしてきたこと―先達が残した言葉―
2 こんな社会科授業をしていませんか
66のQで考える授業づくりの基本
社会科の役割
Q1 社会科の授業で覚えさせることを躊躇していませんか。
Q2 社会科は「暗記教科」だと受けとめていませんか。
Q3 社会科で学んだことは変わってしまうと思っていませんか。
Q4 社会科は「調べ学習」の教科だと考えていませんか。
Q5 学習問題の「問題」を学習上の課題と捉えていませんか。
Q6 社会科と総合的な学習の時間の実践を混同していませんか。
Q7 「主体的な学び」を子どもに任せることと受けとめていませんか。
Q8 「調べる」「考える」「わかる」の違いを理解していますか。
指導計画
Q9 1単位時間の指導だけを考えた計画になっていませんか。
Q10 ほかの単元や学年の学習内容と関連づけずに指導していませんか。
Q11 社会科とほかの教科等を関連づけて指導していますか。
Q12 授業時数の配分がバランスの欠けたものになっていませんか。
Q13 総合的な学習の時間との関連を視野に入れた計画になっていますか。
学習過程
Q14 学習問題を子どもに言わせなければと思い込んでいませんか。
Q15 子どもに「調べたいことは何ですか」と聞いていませんか。
Q16 「調べたいこと」を聞いてから学習問題をつくっていませんか。
Q17 学習問題に対して予想させずに調べさせていませんか。
Q18 学習計画を立てて,問題解決の見通しをもたせていますか。
Q19 資料から「何でもいいから言いましょう」と問いかけていませんか。
Q20 「好きな方法で調べなさい」と子どもに任せていませんか。
Q21 「好きな方法でまとめましょう」と子どもに任せていませんか。
Q22 社会科の「見方・考え方」を意識して指導していますか。
Q23 授業で用意した資料をすべて提示することはありませんか。
Q24 本時の終末で学習感想を書かせてまとめにしていませんか。
Q25 小単元のまとめは「作品」をつくることだと考えていませんか。
Q26 発表活動の場が「カラオケ型」になっていませんか。
Q27 「自分にできることは何ですか」と子どもに聞いていませんか。
教材・内容
Q28 教材と指導内容を混同して捉えていませんか。
Q29 各学年の第1単元の役割を理解していますか。
Q30 何も考えないで,これまでの事例を取り上げていませんか。
Q31 事例を選択するのは指導時間を節約するためだと捉えていませんか。
Q32 事例や事例地そのものの学習で終わっていませんか。
Q33 高学年でも,地域教材にとらわれていませんか。
学習活動
Q34 子どもたちの発言内容がバラバラになってはいませんか。
Q35 子どもにただ発言させっぱなしにしていませんか。
Q36 子どもの発言をただ羅列して板書していませんか。
Q37 「ハリハリ板書」になっていませんか。
Q38 板書の内容を「もう一つの教材」として機能させていますか。
Q39 「板書を見れば授業がわかる」ように構成されていますか。
Q40 教師の発問と指示の役割を混同していませんか。
Q41 教師は何の意図もなく,子どもを指名していませんか。
Q42 子どもに次の発言者を指名させていませんか。
Q43 話し合い活動が単なる発表や報告になっていませんか。
Q44 子どもたちは教師に向かって発言していませんか。
Q45 「対話的な学び」――形だけが優先されていませんか。
Q46 机の配置がいつも講義方式になっていませんか。
Q47 子どもに考えさせる場面を設定していますか。
Q48 地域人材を活用するとき,地域の人に丸投げしていませんか。
Q49 学習指導案に学習活動だけが計画されていませんか。
Q50 学習指導案どおりに指導しないといけないと思っていませんか。
Q51 チャイムが鳴っても授業を続けていませんか。
学習評価
Q52 学習評価の主要な目的は評定することだと捉えていませんか。
Q53 評価と評定の違いを混同していませんか。
Q54 なぜ観点別評価を実施するのかを理解していますか。
Q55 学習指導要領の目標・内容と評価の観点とのズレを捉えていますか。
Q56 評価結果を数値化して機械的に処理しようとしていませんか。
Q57 いたずらに細かな評価計画を作成していませんか。
Q58 本時のねらい(目標)と評価規準がズレていませんか。
Q59 「知識・技能」と「能力」を同じように捉えていませんか。
Q60 「知識」と「技能」を区別して捉えていますか。
Q61 毎単位時間,すべての観点を評価しようとしていませんか。
Q62 「思考・判断・表現」を短時間で評定しようとしていませんか。
Q63 「主体的に学習に取り組む態度」を外見で評価していませんか。
Q64 「人間性等」に関して評価する必要はないと受けとめていませんか。
Q65 ペーパーテストは万能だと受けとめていませんか。
Q66 結局は観点別のペーパーテストで評定していませんか。
あとがき

まえがき

 残念なことですが,学校現場で社会科の授業研究が進んでいない実態が見られます。校内研究(研修)などで社会科という教科を重点的に取り上げている学校は,全国の何割ぐらいあるでしょうか。私の印象的な受けとめでは5%にも至っていないのではないかと思われます。

 小学校の教師に「教えづらい教科は何ですか」と問うことがあります。すると,多数の方から「社会科」という答えが返ってきます。「教え方がわからない」とも言います。にもかかわらず,校内での研修の機会が用意されていないのです。

 多くの教室で,どのような社会科授業が行われているのでしょうか。この種の調査結果はありませんが,たぶん,かつて自分が小学校や中学校などで教わってきた方法を思い起こしながら,授業を行っているのでしょう。あるいは,周囲の先生方の授業を見よう見まねで,自己流の社会科授業を展開しているのかもしれません。

 社会科は将来のよりよい社会の形成者を育てる中核としての教科です。社会科に課せられている課題を実現させるには,どの学校でもどの学級でも,社会科として備えるべき要件を押さえた最低限の授業が展開される必要があります。教師によって指導に大きな差異があっては,子どもたちに申し開きがたちません。

 子どもたちが社会人として成長するためには,よりよい社会の形成に参画するために必要な資質・能力を身につけなければなりません。このことは,社会科に関心をもち,社会科の授業に積極的に取り組んでいる教師から学ぶ子どもだけでなく,すべての子どもたちに求められます。

 教育の機会均等が保障されていますが,学校で提供される社会科に関する教育サービスにおいても,最低限の共通性は保障されるべきではないかと考えます。学習指導要領の目標や内容は,学校教育の共通性と標準性とともに水準性を維持・確保する観点から示されているものです。目標や内容を効果的に身につけさせるための指導方法は,各学校で工夫されるものですが,最低限の共通した指導方法は必要です。

 本書『あなたの社会科授業は間違っていませんか』は,こうした学校現場の実態と課題を踏まえ,社会科授業の一層の充実と活性化を願って企画されたものです。

 第1章の「私の体験的社会科授業論」では,かつて私が学校現場で体験した13年間の実践期間のなかで出会い,いまも心に残っている子どもたちを紹介しています。大事にしてきた授業の姿を子どもの発言や作品などをもとに語ります。これらは,第2章の「こんな社会科授業をしていませんか」の問いに対する回答のベースになっています。実践から,私の社会科授業に対する基本理念を読み取っていただきたいと思います。

 第2章では,私が社会科授業を参観して気になっていること,社会科としていつの時代でも重視したいことを66の質問事項として抽出し,それぞれについて私なりに回答しています。一つの参考意見として受けとめ,捉え方に違いがある場合には「なぜなのか」を考えていただきたいと思います。質問事項には令和2年度(2020年度)から実施される学習指導要領にもとづく学習評価の考え方や評価方法に関する事項も含めてあります。これからの学習評価について研修を深める際の参考図書としても活用することができます。

 質問事項は多くが「〜していませんか」の形態をとっています。こうした表記は,今日の社会科授業に多くの課題や問題点があることを示唆しているものです。目次に示された66項目のそれぞれについて,まず「Yes」「No」で回答してから,読み進めてはいかがでしょうか。

 本書は社会科の授業を日々実践している教師だけでなく,社会科授業の指導・助言に携わっている先生方にも提供するものです。指導・助言の際に活用していただきたいと思います。


  令和元年10月   /北 俊夫

著者紹介

北 俊夫(きた としお)著書を検索»

福井県に生まれる。

東京都公立小学校教員,東京都教育委員会指導主事,文部省(現文部科学省)初等中等教育局教科調査官,岐阜大学教授,国士舘大学教授を経て,現在,一般財団法人総合初等教育研究所参与及び学校教育アドバイザーとして講演や執筆活動を行っている。

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
    • この商品は皆様からのご感想・ご意見を募集中です

      明治図書
    • 社会科の授業をどのように進めていけばよいか悩んでいる方は多いと思う。その方々へのアドバイスになる。Q&A形式のため、自分の疑問点が分かりやすく説明されている。
      2020/2/1340代・小学校教員
    • 若手教員が社会科授業を行う際、つまづくであろう事柄が端的に分かりやすく表現されていた。
      2020/2/850代・小学校管理職
    • さすがに、北先生のご著書だけに、現場ですぐに活用できるものとなっており、改めて社会科授業を実践していく上で、大いに参考となる。若い先生は、やりにくいと言われている社会科授業をよりよく実践していくために、また、ベテランの先生は、社会科授業の基本原理と陥りやすい課題について再認識していくために、活用できる。さらには、北先生のこれまでのご著書と読み合わせていくと、もっと深まった研究ができると感じた。
      2020/2/860代・小学校管理職
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