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iPadアプリ『音韻認識力をはぐくむ!ひらがなトレーニング』
ひらがなの読み書きで「ちゃ・ちゅ・ちょ」を間違えてしまう…そんな子どものためにひらがな習得の基礎スキル=音韻認識力に着目して作った学習アプリです。
A.本学級には、読み書きの困難さを抱える児童が多く通級しており、個別指導の時間を中心に特殊音節のトレーニングを進めています。読み困難な児童にとって、苦手分野のトレーニングに対する意欲は低く、ワークシートなどの課題は、読むことに加え、書くことの負担も大きく、取り組みたがらないことが多い状況です。
A.対象は、読み書き困難の児童と低学年の児童です。iPadのアプリだけでなく、ワークシートを使用したトレーニングも併せて行っています。集中持続に課題がある児童が多いため、短時間で終わる課題を組み合わせて指導しています。そのため、45分の授業の中の一部で活用しています。個別指導の時間に5分程度使用することが多いです。その日の児童の様子によって、変更することがありますが、基本的には1〜2つ程度のタスクに取り組んでいます。
A.iPadを用いることで、クイズ形式で解答を選択し課題を解決するため意欲が高まり、特殊音節のトレーニングができる点が良いと思われます。自分の苦手なこと向き合おうとする気持ちが、なかなか生まれにくいものですが、楽しみながら取り組むことができています。答えが選択できるので、一から答えを考えて書かなくても良いため、書くことへの負担感が減り、課題を最後までやりきる気持ちが持続します。
教材の準備が要らず、手軽に取り組ませることができる点も便利です。
また、イラストと共に音声情報で言葉を確認できるので、確実な語彙の習得にもつながると感じます。語彙が少なく概念形成が十分でない児童には、途中の段階として、絵と文字とが同時に提示され、なお且つ、音声情報も確認できるパターンに設定できるので、児童の実態に合わせてスモールステップで学習することができるのもよいと思います。
A.初期設定では、BGMが鳴り続けるため、集中が途切れたり、「眠くなる」と言っていたりする児童もいましたが、設定を変更することによって無音の状態になり、集中して取り組むことができました。他に、高学年児童にとっては、背景が幼稚な感じを受けるようで、背景の変更を希望していましたが、設定変更で児童向けのものに変えることができ、多様な年齢の子供にも活用することができることが分かりました。
A.発達障害などの特性のために集中の持続が困難な児童が多いため、1タスクごとの問題数を減らして、最後まで取り組んで「できた!」という達成感を味わわせたいと考えています。同じ要素で問題の難易度が少しずつ上がっていくと、挑戦しようとする意欲にもつながってよいと思います。
また、拗音・長音・撥音・促音の他に、カタカナ版があると良いです。カタカナの特殊音節を使った語彙も多いため、ひらがな同様にトレーニングできるようになると良いと思います。
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