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「クラス会議はすごい!」と、同じように「クラス会議」に取り組んできた仲間は口を揃えます。ボクらの仲間は、ものすごい先生…ではなくて、地域の若い先生の集まり。ホントに「クラス会議」がすごいのです。これまで、いろいろなところで「クラス会議」をオススメしてきましたが、「クラス会議を始めたら、劇的にクラスが変わった!」という報告を受けたことも何度もあります。
なぜ、「クラス会議」がすごいのか? それは、「クラス会議」は、最近注目されている「アドラー心理学」という強固な理論に支えられ、たくさんの先達が育ててきた学級経営の方法だからです。強固な理論に支えられた「クラス会議」ですが、活動はとてもシンプル。それを、毎日短時間ひたすら続けていくことで、子どもたちに勇気、信頼など、よりよく生きていくためのライフスキルを確実に育てていきます。
時間は、10〜20分程度。できるだけ毎日続けられるように、朝の会などに設定することがオススメです。「クラス会議」は工夫次第で、これまでの教育課程に影響を与えることなく(時間割の中の学習を削減することなく)、短時間で、子どもたちに力をつけていくことができます。
シンプルな「クラス会議」の活動は、以下の3つ。
@「輪になる」
まずは、机を片方に寄せて「輪になる」ことからスタートです。
A「ありがとうみつけ」
トーキングスティック(ぬいぐるみなど)を回しながら、「ありがとう」を伝え合います。
B「議題の話し合い」
そのあと日常生活での困ったことや悩みについて、みんなでアイデアを出し合って解決策を考えます。
初めはなかなかうまくいきません。でも、うまくいかないことを経験しながら、ちょっとずつちょっとずつ子どもたちは力を高めていきます。スムーズに流れていくまでに、そんなに多くの時間は必要としません。しばらくすると、上手に進められるようになっていきます。
例えば、1つ目の「輪になる」ことは、初めはかなり時間がかかります。もめてしまうこともあります。でも、1か月もすればスムーズに「輪になる」ことができるようになるでしょう。2つ目の「ありがとうみつけ」も、初めはなかなか言えません。「言ってもいいし、パスしてもいい」というルールで進めるので、初めはパスばっかりです。でも、1か月も続けていれば、たくさんの子が言える日がやってきます。3つ目の「議題の話し合い」も、初めは議題もアイデアも出にくいですが、1か月もすれば、だんだんと自分たちの問題を扱えるようになっていきます。
この3つの活動を、うまくやれることが目標ではありません。この活動を、スムーズに進められるようになってから、たくさんの「ありがとう」を言い合ったり、たくさんの困ったことをみんなで話し合ったりする時間を日々ちょっとずつ重ねていくことで、確実に子どもたちは変化していくのです。
「クラス会議」を実践した先生からは、「子どもたちが助け合うようになった」「授業で意見が出やすくなった」「授業がやりやすくなった」など、ポジティブな感想をいただくことが多いです。これまで実践してきて、たくさんの実践を見てきて、「クラス会議」を継続すると成果があるということは間違いないと思います。ただ、すぐには結果が出ないかもしれません。子どもたちにしっかりと練習の時間を与えること、つまり継続して時間を重ねていくことが、「クラス会議」のポイントです。
ぜひ、明日からやってみませんか? 「クラス会議」はすごいです。心からオススメします。
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rhodurus@dancing-monkey.net