子どもの体験、その後の人生に影響―調査結果まとまる
独立行政法人国立青少年教育振興機構が、25日に公開した「子どもの体験活動の実態に関する調査研究(中間報告)」によると、子どもの頃の体験が豊富な人ほど、やる気や生きがいを持っている人が多く、現在の年収が高かったり、1か月の読書量が多かったりする傾向にあることがわかった。
この調査は、昨年、小学校高学年から高校生までの青少年約11,000人を対象にした青少年調査と、20代〜60代の成人5,000人を対象にした成人調査にわけ、幼児期から義務教育修了までの様々な体験とそれを通じて得られる「体験の力(資質・能力)」との関係や、どの年齢でどのような体験が重要なのかを明らかにするために実施されたもの。
公表された「プレリリース資料(PDF)」によると、小学校低学年では「友だちとの遊び」や「動植物とのかかわり」、小学校高学年から中学校までは「地域活動」や「家事手伝い」、「家族行事」などが大切な体験であることがわかった。
また、「海や川で泳いだこと」といった自然体験や「すもうやおしくらまんじゅう」などの友だちとの遊びは、年代が若くなるほど減少傾向にあるが、「家族の誕生日を祝ったこと」といった家族行事や「米や野菜などの栽培をしたこと」といった動植物とのかかわりなどは年代が若くなるほど増加する傾向が見られた。
この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
コメントの一覧
1件あります。
-
- 1
- animal
- 2010/5/28 3:23:17
独立行政法人、無駄な調査やってる感じですね。「教育は聖域」という幻想から解き放たれて、こういうどうとでも恣意的に結論付けられる調査しかできないところこそ事業仕訳けの対象にして廃止してもらいたいと思います。
コメントの受付は終了しました。