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算数の記述力をつけるには―国研が事例紹介
kyoikujin
2010/4/2 掲載

 以前にもお伝えしたとおり、国立教育政策研究所は学力調査の結果が良かった学校の取組事例を紹介している。3月26日、算数の記述式問題で正答率が高く、無解答率が低かった学校の取り組み(PDF)があらたに掲載された。

 この学校のH21算数B記述式問題に係る正答率は57.8%(全国平均36.8%)、無解答率は1.0%(全国平均9.3%)。主だった取り組みを紹介すると

  • 1単元中に評価する機会を複数つくり、習熟度別編成を行う
  • 授業の中で集団討論や、児童間で教えあう時間をもつ
  • 少人数授業担当教諭と担任の明確な分業
  • 算数教育だよりを毎月、保護者むけに発行

などがとりあげられている。実際に児童が書き込んだワークシートや保護者むけのお便りの写真も掲載されており興味深い。

 昨日の記事では、言語力検定結果について紹介したが、説明力には課題があるよう。様々な教科からアプローチすることで、児童・生徒の記述力・説明力があがっていくことを期待したい。

この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
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