生徒のプライバシー漏えいも人権侵害―福岡いじめ自殺
福岡県筑前町立三輪中学2年の森啓祐君(当時13才)が、昨年10月、いじめを苦に自殺した問題で、福岡法務局は森君に対するいじめを人権侵害と認め、当時の校長と1年時担任の男性教諭に対して反省を促す「説示」の措置を、また、現校長と町教委に再発防止を求める「要請」の措置を、11日付文書で18日に行ったとのこと。
前校長に対しては「いじめに対する学校の認識や取り組みが不十分」として、現在休職中の1年時担任に対しては「森君のプライバシーを他の生徒に漏らすなど人権を侵害する言動があった」として、それぞれ反省を促した。
また、現校長と町教委に対しては、人権教育に配慮した実効性のある改善策を講じるよう、再発防止を要請した。
法務局による人権侵害の救済措置には、「告発」、「通告」、「勧告」、「説示」、「要請」など7種類があり、説示は4番目に重い措置、要請は5番目とのことである。
- 福岡いじめ自殺、法務局が前校長ら「説示」…人権侵害認定(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070521i506.htm - 福岡いじめ自殺:法務局が前校長、元担任教諭に「説示」(毎日新聞)
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/edu/news/20070522k0000e040053000c.html
この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
コメントの一覧
1件あります。
-
- 1
- 名無しさん
- 2007/5/24 17:38:11
反省だけなら猿でもできる。
コメントの受付は終了しました。