- きょういくじん会議

ここ数週間のうちに、秋の気配を感じるようになりました。秋といえば、読書の秋、食欲の秋、行楽の秋・・・と何をするにもチャレンジしやすい季節ですね。
そこでオススメしたいのが「科学の秋」。ちょっと科学は苦手という方も、お祭り感覚で科学に触れてみてはいかがでしょうか。
今年は、世界天文年そして、進化論で有名なダーウィン生誕200年とサイエンスの世界では、イベントが盛りだくさんな年です。そんなおめでたい年に、産声をあげた「東京国際科学フェスティバル」をご紹介します。
第1回東京国際科学フェスティバルは、「宇宙の中で生きるわたしたち 」をテーマに、東京都三鷹市を中心に開かれていて、子どもから科学に高い関心を持つ大人まで、幅広く楽しめる内容で構成されています。
同ホームページによると、三鷹市の周辺には、国立天文台三鷹キャンパスや宇宙航空研究開発機構(JAXA)を始めとする多くの研究機関、大学が点在しています。さらに、会場は三鷹市内に留まらず、東京都内に点在する博物館や企業などとも連携して、都内全域で展開されています。
実はこのイベント、三鷹市という住宅の多い地域で開くことに大きな意味があるようです。同イベントのモットーは、「地域の絆を世界の絆へ」。つまり、「市民・NPO・企業・自治体などの地域社会が、科学者とともに行動を起こし、多様な 主体の協働の中から、市民が『科学』を通じてコミュニティを形成する仕掛けを創出すること(同ホームページより抜粋)」が一つの目的となっているのです。純粋に科学を楽しんでいく中で、地域の絆を育くむことを目的とした科学のイベントは珍しいかもしれません。
先に挙げた国立天文台やJAXAの他にも、市内にキャンパスを持つ大学や、都内の科学博物館、一般企業と多くの団体が参加しています。ほんの一例をご紹介します。
- 国際基督教大学
- …音楽と天文学の夕べ
- 板橋区立教育科学館
- …秋だ!科学のびっくり箱
- 国立天文台水沢VLBI観測所
- …スターアイランド2009
(国立天文台水沢VLBI観測所小笠原観測局特別公開) - サイエンスドーム八王子
- …八王子科学実験ショー「体験スライム作り」
これだけ広域にわたって多くの団体が参加していると、いつ・どこで・どんなテーマでイベントが行われているのか把握するのが難しいと思われる方もいらっしゃるかもしれません。
そこで活用したいのが、イベントの検索システム。例えば、家族連れだったら、工作コーナーのある「参加型」を、じっくり科学に触れたければ「講義型」というように、対象者・形式・テーマを選択するだけで、希望に沿ったイベントを簡単に検索することができます。もちろんフリーワード検索も可能です。ちょっとした空時間に、簡単に足を運べる会場を探してみるのも面白いかもしれませんね。
今月12日から27日までの16日間開催されているので、今週末の連
休に足を運んでみてはいかがでしょうか。
今年始まったばかりの「東京国際科学フェスティバル」。ぜひ5回10回と回を重ねていってほしいものです。自分達が住んでいる地域に科学が根付いていることを再認識できる良い機会かもしれません。
また、科学を通して地域の絆が世界へ広がるきっかけの一つとして、同フェスティバルが持つ意味は大きなものではないでしょうか。近い将来、日本中が会場となって、地域に根付いた科学イベントが開かれるようになればと思います。