著者インタビュー
新刊書籍の内容や発刊にまつわる面白エピソード、授業に取り入れるポイントなどを、著者に直撃インタビューします。
生徒は書く力がつく!先生は負担減!コスパ最強の英作文指導法
埼玉県入間市立豊岡中学校水谷 大輔
2018/6/29 掲載

水谷 大輔みずたに 大輔

埼玉県入間市立豊岡中学校教諭。昭和56年東京都生まれ。青山学院大学経済学部卒業。会社員(不動産業)を退職後、日本大学通信教育部に編入し、予備校講師をしながら教員免許を取得。都内私立校講師を経て現職。平成27年度・第12回埼玉県大野政巳英語教育賞最優秀賞受賞。平成28年度・英語教育推進リーダー中央研修参加。女子ソフトテニス部顧問一筋10年。

―「3分英作文」とはどのような指導法なのでしょうか。

 「3分英作文」とは、帯活動として1回の授業の冒頭3分を使って「一問一答」を繰り返して作文のネタをためていき、たまったネタをあとで20分程度の「まとめ」の時間でまとめさせるという2段階のステップを踏むだけで、どんな生徒にも面白くて長い英作文を書かせることができるという指導法です。まとめて完成した作品はお互いに読み合ったり、スピーチ活動につなげたりするなどして、さらなる意欲につなげることができます。

―「3分英作文」の誕生秘話を教えてください。

 英作文は生徒にとってよい活動であることは間違いないのですが、指導にとても時間と手間がかかるため継続的に指導しにくいという難しさがあります。さらに、添削がとても大変です。そういうわけで

「英作文、やりたいけれど、やりたくない。」

という「心の俳句」がずっと私の頭にはありました。そこで、毎回の授業でちょっとだけ時間を使って継続的に指導ができて、なおかつ、添削がラクになるような英作文の指導法はないだろうかと思ったのがきっかけです。

―はじめての「3分英作文」におすすめのテーマを教えてください。

 「もしも無人島にひとりでいくならば何を持って行く?」「もしも宝くじがあたったらどうする?」「もしも魔法のランプがあったらなにをお願いする?」などの「もしもシリーズ」は鉄板です。やはり現実にはありえないことを想像させて書かせるほうが、生徒の食いつきはいいです。熱中して書きますし、人の作文を夢中で読みます。このように普段の英作文指導ではあまり取り上げていないであろう「面白テーマ」が本書には満載です。

―本書は「コスパ最強の指導法」を謳っています。「3分英作文」以外にも、生徒の力がついて、教師の負担が減るように心がけていることはありますか。

 50分の授業のなかで、できるだけ生徒の活動量が増えて、教師がなにかを教えている時間が減るようには心がけています。こちらは必要最低限のことだけをおさえて、あとは生徒の活動の時間を確保してあげるようにしています。よく「魚を釣ってあげるのではなく、魚の釣り方を教える」と言われますが、最近の私の授業は、感覚的にそれに近いものがあります。それと、同じ時間でできるだけたくさんの生徒がたくさん活動できるように授業をマネジメントすることにはとても気を遣っています。

―最後に、これから「3分英作文」に取り組まれる全国の先生方にメッセージをお願いします!

 「3分英作文」は生徒の力を伸ばし、かつ、教員の負担が少ない英作文指導法です。準備をする物はありませんので今すぐ始められますし、アレンジがいくらでも可能なものなので、実際にやってみてどんどん先生方でアレンジをしていってほしいなと思います。新しい作文テーマもどんどん作ってみてください。(面白いものが浮かんだら私にも教えて下さい笑)

(構成:広川)

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