絆を深める×笑顔があふれる 学級レク&アイスブレイク事典
クラス全員が居心地のいい学級をつくるための、子どもが夢中になって取り組むネタ&アイデア満載!
学級レク&アイスブレイク事典 (10)
学級お別れ会に使える「学級団結力テスト!?レク」
青森県藤崎町立藤崎小学校教諭弥延 浩史
2016/3/5 掲載
  • 学級レク&アイスブレイク事典
  • 学級経営

3月。進級・卒業を前に学級お別れ会を行うところもあるでしょう。今回のレクのいちばんのポイントは、学級全員の団結力がないとできないという点です。つまり、個人戦や班対抗戦ではなく、全員が一緒に取り組みます。クリアできるかできないかは時間との勝負。「君たちの団結力を見ます。このクラスなら短い時間で協力してクリアするんだろうなぁ…」という台詞で子どもたちの心を大いに焚きつけましょう。子どもたちは躍起になって燃えるでしょう。1年の終わりに、みんながハッピーな気持ちになれるレクリエーションです。

この活動で得られる最大の効果は……これだ!!

○「学級の団結力がどこまで伸びたか見るよ。」と投げかけて行うことで、個々がレクを通して関わり合うことができ、学級の雰囲気がさらによくなっていく!

レク1 元気のもと

対象学年:全学年時間:15分準備物:あめ玉(個包装のもの)

活動の手順

  1. まずは、あめ玉を1人に1つずつ配ります。
  2. 配られたあめ玉を手の甲に乗せるよう指示します。(手のひら側に乗せてはいけません)
  3. ルールを説明します。

【ファーストステージ・ルール】
「元気のもと」は、手の甲に乗せたあめ玉を最後まで落とさなかった人が「勝ち」というゲームです。ファーストステージでは、最後まで落とさず乗せていられた人=チャンピオンを決めます。
○友達の手に乗っているあめ玉を落としてもいいし、落とされないように逃げても構いません。ただし、逃げている最中にあめ玉を落としても「負け」です。また、あめ玉を乗せていない方の手を、あめ玉の位置を直すのなどに使ってはいけません。友達のあめ玉を落とすときには、あめ玉が乗っている方の手を使います。
○あめ玉が手から落ちてしまったら、その場にしゃがみます。あめ玉は拾わずにそのままにしておきます。

【セカンドステージ・ルール】
○チャンピオンが決まったら、セカンドステージの始まりです。あめ玉が落ちてしまってしゃがんでいる人は、チャンピオンの友達に「助けて!」と声をかけましょう。チャンピオンたちは、あめ玉の乗っている方の手で落ちているあめ玉を拾い、手の甲に乗せてあげます。ただし、乗せてあげている最中にあめ玉が落ちてしまったら、ほかのあめ玉が乗っている人に助けてもらわなくてはいけません。

活動のポイント

  • あめ玉の乗っていない方の手は、絶対に使うことができません。「こちらの手は、どんなときも使えないよ!」と最初に伝えると、スムーズに活動が進みます。
  • ファーストステージは何分かで時間を区切るといいでしょう。最後の1人になるまで待つとかなりの時間を要することがあります。
  • このレクは、ファーストステージで終わりではありません。セカンドステージのあめ玉を拾ってあげる活動の方が大切な活動です。あめ玉を無事に手に乗せてもらったら、助けてもらった人も今度は自分も助ける番になります。ヘルプの声にかけつけます。

レク2 ラインナップ

対象学年:全学年時間:10分準備物:なし

活動の手順

【ルール】
 先生が出したお題に合わせて一列に並ぶという単純なレクです。4月の出会いのレクでも使えるのですが、学年末の時期にやるときは「声はいっさい出さない」ということを条件に加えます(子どもたちには「サイレントバージョン」と伝えています)。

※4月は、学級の実態を見極めるため(子どもどうしの力関係を見るためにも)、声を出すことはOKとし、「なるべく短い時間で集まる」ということのみ指示します。

 今回は、「声を出さず、なるべく短時間で集まる」ことを目標にします。そのことで、「自分たちはこんなに早く集まれるようになった。レベルアップしたなぁ」と実感させることができます。

活動のポイント

  • お題の一例として、次のようなものがあります。
  • ○あいうえお順・誕生日順……客観的に判断できるものは「サイレントバージョン」に向いています。
    ○血液型&誕生日順……複数の条件を出し、いくつかのグループに分かれて並ばせるという方法もあります。

  • ジェスチャーなどは使ってもよしとします。
  • 「サイレントバージョン」で、どのくらいの時間で集まれるかを計ります。「君たちの団結力なら○秒以内でできるはず」など、やる気を煽りましょう。
  • 学校から家が近い順・今日のテンション順などでもできますが、主観が入るので判断に困る位置関係の子が出てきます。この場合、「サイレントバージョン」だとかなり難しくなるので、声を出してやる必要があります。
  • ここでできたグループをもとにして、次に別のレクに入ってみるのもよいでしょう。

写真1【元気のもと】は「消しゴム」でも代用できます。
写真2慎重に…。落とした子の【元気のもと】を拾ってあげています。
写真3【ラインナップ】サイレントバージョン。お題を聞いてジェスチャーだけで並び替え!
写真4【ラインナップ】誕生日はいつ?ハンドサインで示しています。

やのべ‘sEYE

  • 「元気のもと」は、あめ玉をみんなで協力して拾っていくというところに大きな活動の目的があります。学級で協力して一つの物事を達成するわけですから。短い時間でできたら「さすが○年○組は団結力がすごい!」などと褒め合うといいでしょう。
  • “元気のもと”なので、レク後に、あめ玉はみんなでおいしく食べましょう。また、あめ玉がないときは、それぞれが持っている消しゴムで代用が可能です。
  • 「ラインナップ」は、「サイレントバージョン」と「声出しOKバージョン」があります。お題によって使い分けてみてもよいでしょう。

弥延 浩史やのべ ひろし

 1980年東京都日野市生まれ。弘前大学教育学部を卒業後、弘前市立時敏小学校教諭を経て、現在、藤崎町立藤崎小学校教諭。日本国語教育学会会員、国語“夢”塾幹事、初等教育研究会弘前支部代表。
 話すことや書くことのおもしろさを子どもたちに実感してもらいたい、学級が子どもにとって前向きに高め合うことのできる空間にしたいとさまざまな実践に取り組む。著書『小学校国語 クラス全員が熱中する!話す力・書く力をぐんぐん高めるレシピ50』(明治図書)が大好評発売中!

(構成:林)
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