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平成22年度センター試験、平均点等の中間集計を公表
kyoikujin
2010/1/22 掲載

 大学入試センターは22日、今月16、17日に実施した平成22年度センター試験の平均点等の中間集計(その2)を公表した。また、対象科目での得点調整は行わないことも発表した。

 全29教科のうち15教科で、平均点が前年度より下がる見通し。受験者数が全体の10%を超える主要14科目(※)に注目すると、8科目が平均点を落としているものの、平成20年度から2年連続で平均点が低下した科目は、主要科目では、国語、現代社会、数学T・数学A、物理Tの4科目にとどまる様子だ。
 また主要科目のうち、前年度より10点以上平均点が上がった科目は、生物Tが13.85点、英語(リスニング)が100点満点換算で10.72点の上昇。同じく10点以上平均点が下がった科目は、化学Tが15.76点、数学T・数学Aが15.02点、政治・経済が10.15点の下降となっている。

 中間集計ということで断言はできないが、数学T・数学Aは2年連続で平均点が低下しただけでなく、15点も下降し、主要教科では唯一50点を下回る48.94点となった。物理Tも2年連続低下し、化学Tは全科目でも最大の下げ幅となった。理系主要科目での学力低下がうかがえる一方、国語もじわじわと下降を続けており、文系理系を問わず、基幹学力の低下傾向が浮き彫りとなっている様子だ。

※国語、世界史B、日本史B、地理B、現代社会、倫理、政治・経済、数学T・数学A、数学U・数学B、生物T、化学T、物理T、英語、英語(リスニング)の14科目。

この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
コメントの一覧
1件あります。
    • 1
    • 名無しさん
    • 2010/2/8 17:45:41
    平均点が下がった理由が学力低下?
    過去問題と今年の問題を解いてから言ってください。
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