Eduマガのヨミカタ
毎月発行される教育雑誌の中から、その時期にぜひ読んでほしい厳選記事をご紹介するコーナーです。
あなたの考えはどっち? 道徳授業づくり論争から学ぼう!
道徳教育 2019年9月号
教育zine編集部茅野
2019/8/7 掲載

 道徳の授業づくりを深く勉強していくと、スタンダードな授業展開や、様々なセオリーがあることに気づかされます。スタンダードな展開は、今までの道徳授業の発展に大きく寄与してきたと言われています。また、セオリーにはセオリーとされている理由があり、それを知ることも大事だと思います。しかし一方で、スタンダードやセオリーが強調されるあまり、新しい研究は否定される…と感じている先生方もいるようです。

 そこで、『道徳教育2019年9月号』どう考える!?道徳授業づくりの5大論争では、教科化以降、授業づくりで話題になることが多い5つの論点について、意見のの異なる先生方から、それぞれの立場でご意見をいただきました。

 今回取り上げた論点は以下の5つです。

・論点1 1時間1内容項目の授業形態を、どの程度重視すべきか
・論点2 授業のテーマ(ねらい)は、子どもに初めから提示すべきか、否か
・論点3 教科書と自作教材の活用は、35時間でどのようなバランスがよいのか
・論点4 道徳授業で実際の解決策を考えてよいのか、NGか
・論点5 道徳授業で体験的な学習をメインにすることはよいのか、否か

 この中で、例えば「論点4 道徳授業で実際の解決策を考えてよいのか、NGか」では、問題解決的な学習についてどう捉え、実践すればよいのかについて、それぞれのお立場でご意見をいただいており、必読です。

 また、各論点において、それぞれの立場の先生の意見を生かした授業実践も収録しました。これからの道徳授業研究を深めていくうえで、絶対に読んでいただきたい1冊です!

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