研究会情報
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学びたいのに学べなかった子との関わりから 2 −合理的配慮で変わる世界−
開催地域
オンライン
日程
2025/8/23(※要申込:8/21まで)
主催
神奈川LD協会(公益社団法人神奈川学習障害教育研究協会)
講師
井上 賞子 先生(松江市立島根小学校 特別支援学級教諭)
参加対象
小学校/中学校/高校・大学・その他
ジャンル
特別支援教育/学級経営/学校経営

会場

名称
Zoom

<講師からのメッセージ>
学びにくさのある子たちと関わり始めてから、20年以上が経ちました。あの時、暴れ回っていた彼、泣きじゃくっていた彼女、全てをシャットダウンしていたあの子。「学びたいのに学べなかった」辛い時間のなかで、彼らは追い詰められていました。出会った頃、目に入る姿は好戦的だったり無気力だったり。学ぶことを拒否しているように感じられるケースがほとんどでした。でもそうじゃなかった。彼らは「学びたかった」からこそ、そうした姿に追い詰められていたのだと、後に痛感することになります。

今回のセミナーでは、当時の彼らの姿や思い、成人して改めて語ってくれたこと、保護者の視点での「あの頃」などを取り上げます。彼らの語る話は、「今」目の前にいる子ども達が言葉にできないでいる思いを伝えてくれます。

昨年度に続いてのテーマの第2回です。昨年ご参加くださった皆さん、「彼女のその後」をぜひ聴きにきてください。昨年は彼女の心情を中心にお伝えしましたが、今年は、それに加えて「合理的配慮の提供」の変遷を詳しくお伝えしたいと思います。この一年の彼女の成長とそれを支えた「学びの力」を合わせて感じていただける時間にしたいです。

今年からの視聴をご検討いただいている皆さん。初めてご視聴いただいても、テーマの内容が伝わる構成にしますので、どうか「@を見てないからな」と思わず、ぜひご参加ください。上記の「彼女」のここまでの道のりと願いは、たくさんの子どもたちに共通するものです。 今回、2つのケースを取り上げますが、1つは今年新たにご紹介するケースであり、もう1つも、昨年度から新たな動きがたくさんあるケースになります。

何が彼らを支えてきたのかについて、参加のみなさんと一緒に考えることで、「今」自分に何ができるのかを探ることができる時間にしていきたいです。 このセミナーには、当事者がゲストスピーカーとして参加します。彼女の生の声から、今も教室の中で苦しんでいる子ども達を支えるヒントを皆さんと共有できる時間になれば嬉しいです。

【ごあんない】
単発での参加も可能ですが、7/23(水)午前のセミナーと併せて受講していただくと理解が一層深まります。

<担当講師>
井上 賞子 先生(松江市立島根小学校 特別支援学級教諭)

▼講師プロフィール
通常学級、通級指導教室を経て、現在に至る。特別支援教育士。特性のある子どもたちの学びを支える方法を模索しながら教材開発を行っている。平成23年度より、東京大学先端科学技術研究センターとソフトバンクグループが実施する情報端末の活用が障害を持つ子どもたちの生活や学習支援に役立つことを目指した実証研究「魔法のプロジェクト」に参加、ICTを活用しての支援にも取り組む。著書に、『学びにくさのある子への読み書き支援』『特別支援教育 はじめのいっぽ!』『はじめのいっぽ! 算数のじかん』『はじめのいっぽ! 国語の時間』(学研)などがある。

内容や申込方法などの詳細はこちらをご確認ください。
https://form.dr-seminar.jp/lps/asgzdk/kanagawald_summer2025_information