特別支援教育士（SENS/SENS-SV）資格更新ポイント対象セミナー
※特別支援教育士（SENS/SENS-SV）有資格者は、本セミナーを受講されると更新ポイントが認められます。

＜講師からのメッセージ＞
発達障害は、顕在化する問題に注目しますと、能力問題を中心とする発達障害と行動問題を中心とする発達障害に分けることができます。前者には知的発達症（IDD）、コミュニケーション症群（CDs/CD）、限局性学習症（SLD）、発達性協調運動症（DCD）が、後者には自閉スペクトラム症（ASD）と注意欠如・多動症（ADHD）が、それぞれ該当します。

能力問題中心の発達障害のある子どもに対しては、福祉と教育の方法論、つまりは、療育と教育の場で対応できると考えます。一方、行動問題中心の発達障害に対しては、福祉と教育の方法論の有用性は限られることが少なくありません。行動問題中心の発達障害のある子どもでは、ある年齢まではどれだけ指導されても自分で行動をコントロールするようになることは難しいことが多いからです。また、行動問題中心の発達障害では、気持ちの不安定さや心の問題を生じることも少なくありません。このようなことから、行動問題中心の発達障害のある子どもへの対応においては、目の前の行動問題の改善だけでなく、子どもの心の安定を考える対応が不可欠といえるでしょう。

このセミナーでは、6つの発達障害について、その特徴と対応の考え方について解説します。

＜担当講師＞
宮本 信也 先生（筑波総合クリニック 小児科医・筑波大学 名誉教授）

▼講師プロフィール
青森県弘前市出身。金沢大学医学部卒業。医学博士。自治医科大学小児科入局、同助手、講師、筑波大学心身障害学系助教授、教授、附属聴覚特別支援学校校長、附属特別支援教育研究センター長、副学長、白百合女子大学発達心理学科教授、副学長を歴任。2023年3月に大学教員生活を終え、現在は、子どもの心の診療に従事している。専門は、発達行動小児科学。趣味は、山歩きと日本各地の銘酒巡り。『愛着障害とは何か』（エンパワメント研究所）、『アスペルガー症候群・高機能自閉症の本−じょうずなつきあい方がわかる』（主婦の友社）等著書・論文多数。

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