研究会情報
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うまく書けない子どもに何が起きている?ー基礎能力と発達から支援を考えるー
開催地域
オンライン
日程
2025/7/28(※要申込:7/26まで)
主催
神奈川LD協会(公益社団法人神奈川学習障害教育研究協会)
講師
奥村 智人 先生(大阪医科薬科大学小児高次脳機能障害研究所・LDセンター オプトメトリスト/眼鏡作製技能士)
参加対象
幼児・保育/小学校/中学校
ジャンル
特別支援教育/学級経営/学校経営

会場

名称
Zoom

<講師からのメッセージ>
「文字を思い出せない」「形が整わない」「書くのが遅い」「手が疲れる」など、子どもたちの「書き」のつまずきには個人差が大きく、形をイメージする力、手や指の運動、言葉の理解など、さまざまな認知や発達の要素が関係しています。これらの基礎能力や発達の理解は、「書く力」の困難さを適切に捉えるうえで欠かせない視点であり、支援の方向性を見極める土台となります。

このセミナーでは、発達性読み書き障害(ディスレクシア)を含む限局性学習症(SLD)や発達性協調運動症(DCD)などの発達障害が、書きのつまずきとどのように関わっているのかを解説します。また、講義に加え、体験プログラムや動画を通じて、「書く」ために必要な基礎能力の発達とその支援の考え方を、具体的に学んでいきます。子どもたちの「なぜ書けないのか?」に気づける視点を育て、明日からの支援に活かせる工夫をともに考えていきましょう。「とりあえずこの練習を…」という支援から卒業し、目的と根拠をもった長期的な支援への一歩を踏み出す学びの機会です。

なお、主な対象者は、読み書きに関する研修を初めて受講される方や学びなおしをしたい方を中心に想定して、基本的な知識を体系的に学んでいただくための内容で構成していく予定です。

<担当講師>
奥村 智人 先生(大阪医科薬科大学小児高次脳機能障害研究所・LDセンター オプトメトリスト/眼鏡作製技能士)

▼講師プロフィール
三重県出身。医学博士・オプトメトリスト。1級眼鏡作製技能士。特別支援教育士SV。American Academy of Optometry認定(FAAO)。米国パシフィック大学オプトメトリー修士および教育学修士課程修了後、現職。著書に『学習につまずく子どもの見る力-視力がよいのに見る力が弱い原因とその支援-』(明治図書、2010年)、『見る力を育てるビジョン・アセスメント-WAVES-』(学研、2014年)など著書・論文多数。

内容や申込方法などの詳細はこちらをご確認ください。
https://form.dr-seminar.jp/lps/asgzdk/kanagawald_summer2025_information