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ことばとコミュニケーションの発達 と 発達性ディスレクシアの理解 −指導・支援を適切に行うために−
開催地域
神奈川県
日程
2019/8/19
主催
神奈川LD協会(公益社団法人神奈川学習障害教育研究協会)
講師
石坂郁代先生(北里大学医療衛生学部リハビリテーション学科言語聴覚療法学専攻 教授)
参加対象
幼児・保育/小学校/中学校
ジャンル
特別支援教育/指導方法・授業研究/国語
8月19日(月) セミナーコード303 / 研修室121−123(12階) きほんのき講座




ことばとコミュニケーションの発達 と 発達性ディスレクシアの理解 

                                      −指導・支援を適切に行うために−


10:00-11:15 講義1 ことばとコミュニケーションの発達(定型発達について)
11:30-12:45 講義2 文字言語の発達とその障害(発達性ディスレクシアについて)
13:45-15:00 講義3とワーク 学校で気づく発達性ディスレクシアの特徴とその基本的な理解
15:15-16:30 講義4とディスカッション 事例から学ぶ実際の指導・支援と皆さまとの意見交換



Invited Speaker 石坂郁代先生(北里大学医療衛生学部リハビリテーション学科言語聴覚療法学専攻 教授)


石坂先生からのメッセージ

 子どもは生まれてから1年経つと話せるようになり、3歳くらいになるとうるさいくらいおしゃべりをし、学校に上がるころには文字の読み書きができるようになる…。すごい力ですね!この不思議ですごい力の中で大事なのは、音声言語の発達という土台がしっかり育ってこそ、読み書きなどの文字言語が発達していくということです。ですから、読み書きに苦手さのある発達性ディスレクシアについて考えるには、まずはことばの発達について知っていただきたいと思ってお話しいたします。

 さて、読み書きが苦手な発達性ディスレクシアのある子どもたちは、一人ひとりが異なっているので、その子どもに合わせた指導・支援が重要です。では、どうしたら「子どもに合わせた指導・支援」ができるのでしょうか。

 セミナーの中では答えの一つとして、特に「読み」について、指導・支援の前の実態把握(評価)の大切さについてお話しし、何種類かの検査をご紹介します。指導・支援については原則を述べ、その手立てについて考えます。また、低学年から大学生までの事例を簡単にご紹介し、その中で発達性ディスレクシアの指導・支援の大切な点は何かを、皆さまと一緒に考えてみたいと思います。

 このセミナーは、「きほんのき」講座です。ですから、ことばの発達って?読み書き障害って?と思っている方にこそおいでいただきたく思っております。


※このセミナーは、昨年の講義に若干の新しい情報を加えたもので、基本的に内容は昨年と同様です。



【石坂郁代先生のプロフィール】東京都生まれ。言語聴覚士。上智大学大学院言語障害研究コース終了後、東北大学大学院博士後期課程に進学。東北厚生年金病院で言語聴覚士として成人の失語症のリハビリテーションに携わる。その後、福岡教育大学教育学部特別支援教育講座勤務を経て、現職。著書は、『言語発達障害学第2版』(編者、医歯薬出版)、『ディスレクシア入門』(共同執筆、日本評論社)、『発達的視点からことばの障害を考える』(共訳、上智大学出版会)など。

※申込方法等の詳細については、当協会HPをご覧下さい。
http://www.246.ne.jp/~kanald/