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子どもは毎日1万5千歩が目標―都教委
kyoikujin
2010/7/23 掲載

 東京都教育委員会はこのほど、子どもは1日1万5千歩以上歩き、毎日60分以上の運動をしようといった体力向上のための努力目標を定めた。平成20年度から実施された全国体力テストで東京都の子どもの体力が全国平均を大きく下回ったことを受けて検討されたもので、今後はモデル校で歩数計などで測定しながら、どのような取り組みが運動量増加につながるかを検証していくとのこと。

子どもの歩数は30年前から半減

 歩数は子どもの運動量を表す目安となるが、約30年前の小学生は1日平均2万7千歩ほど歩いていたのに対し、現在の小学生は1万3千歩と半分以下に減少。ゲームなどで遊ぶ時間が増え、外遊びをする機会が減少していることが主な原因と見られている。都教委は達成可能な目標として約7.5km相当の1万5千歩、最低限の基準を1万歩として、子どもの運動量を増やしていきたい考え。

2年後に全国平均が目標

 東京都の取組全体は「子供の体力向上東京大作戦」と位置付けられ、子どもの運動能力の水準を平成24年度には全国平均に、平成31年度には子どもの体力がピークであったとされる昭和50年代の水準にまで向上させていくつもりだ。

この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
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