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小学校英語「導入には不安」が半数超―旺文社アンケート
kyoikujin
2009/2/6 掲載

 1月27日に(株)旺文社が公表した『小学校の英語活動に関するアンケート(PDF)』によると、2011年度から小学校高学年で必修化される外国語活動(英語)の導入について、「課題があり、導入には不安が残る」と回答した小学校が52.5%に上ることがわかった。

 同じ質問を教育委員会に対して行ったところ、不安が残るとの回答は22%にとどまり、現場教員と教委で捉え方の差があることも明らかになった。

 また、2008年度の英語活動の年間実施時間数については、年間「23時間から35時間」という回答が5年生で37%、6年生で36.8%となり、文部科学省が昨年公表した調査結果と比べると、2008年3月の学習指導要領告示後、高学年で大幅に実施時間数が増えていることがわかった。

 さらに「5、6年の英語活動を年間35時間実施する上で、環境が整っているかどうか」との質問で、「ALTの来校頻度」については「十分に整っている」「ある程度整っている」が7割以上だったが、一方で「進学先中学校との情報交換の体制」などは、7割以上の小学校で「あまり整っていない」「まったく整っていない」と感じていることがわかった。

 この調査は、2008年8月25日〜9月30日にかけて行われ、505校の全国の公立小学校と173の教育委員会から回答があった。

この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
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