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地域産業の担い手育成プロジェクト採択結果公表―文科省
kyoikujin
2008/6/11 掲載

 文部科学省は7日、「20年度地域産業の担い手育成プロジェクトの採択結果」を公表した。これは、「19年度ものづくり人材育成のための専門高校・地域産業連携事業」が発展したもので、今年度から経済産業省に加え、国土交通省や農林水産省とも連携をとっていくようだ。

 このプロジェクトの背景にあるのは、団塊の世代が大量退職することにともなういわゆる2007年問題や、若者の職業意識の希薄化。産業振興財団や商工会議所と工業高校などの専門学校が、人材育成推進委員会に参加し、専門高校、地域の特色に応じた連携方策をとることで、ものづくりや食・くらしを支える専門的職業人を育成することがねらい。具体的な方策としては、生徒の現場実習、技術者による学校での実習、教員の現場研修、共同研修などが行われる予定だ。

 たとえば、実際に採択された日立商工会議所と茨城県教育委員会との事業概要は、茨城県北部地域の工業高校と電気機械関連産業、商工会議所等による産学官連携の実践を強化するというもの。生徒の企業実習や企業技術者等による実践的な指導に取り組むとともに、各校の成果の共有のため指導の様子の動画配信なども行うという。

 なお、その他の事業概要(経済産業省との連携分のみ)は、こちらの指定地域一覧から参照できる。

この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
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