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文科省が外国語活動サイト新設―英語ノート内容を公開
kyoikujin
2008/4/4 掲載

 以前の記事でもお伝えしたように、2011年からの英語必修化に伴い、文部科学省の作成していた英語ノートの試作版が完成した。これに合わせて同省は4日に、試作版の内容、研修予定などを掲載する小学校外国語活動サイトをオープンした。

 英語ノート(試作版)は、Lesson1〜9で構成され、5、6年生用の2分冊。残念ながら試作版の本体は掲載されていないが、同サイトでは内容構成について英語ノート(試作版)構成表(PDF)で公表している。また教員研修などで使用できるよう、試作版とあわせて使用できる絵カードのダウンロードなども可能だ。

 試作版には教師用指導書やCDもついている。先月公表された小学校英語活動実施状況調査(平成19年度)によると、英語を指導するのは9割が学級担任という現状もあり、英語の教員免許を持たない小学校教師が授業しやすいよう配慮がなされている。

 この試作版は、今年度、40校に1校程度の割合で指定された全国の拠点校での試作を経て、2011年の実施までに各学校に配布される見込みだが、すでに英語活動を実施している小学校は全国で97.1%にも上る。拠点校ではない学校から早めの配布を希望する声も上がりそうだ。

この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
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