- きょういくじん会議

今年もついに師走。日に日に寒さも厳しくなり、学期末、年末に向けて忙しい時期となりました。
そんな時に気をつけたいのがインフルエンザ。2日の毎日新聞の記事によれば、11月にインフルエンザの患者数が急増し、今週中にも流行開始の指標「1医療機関当たり1人」になると予測されています。
例年、インフルエンザは12月あたりから流行し、1〜2月がピークと言われていますが、今年は昨年に次いで早めのようです。11月15日の産経新聞の記事によると、大阪では特に早く流行し始め、10月に学級閉鎖となった学校もあるそうです。
そして、今年は従来のインフルエンザだけでなく、「新型インフルエンザ」について、新聞やテレビなどさまざまなメディアで報道されています。この「新型インフルエンザ」とは、簡単に言うと、新しいウィルスで免疫がないため、一度発生すると人から人へ簡単に感染していく恐れのあるインフルエンザのことであり、詳しい情報は厚生労働省の「新型インフルエンザ対策関連情報」で見ることができます。
11月14日の朝日新聞の記事では、この「新型」が流行した場合、一番に影響を受けるのは子どもたちであると伝えています。そして、11月20日に行われた厚生労働省の専門家会議では、「新型」が発生した場合、都道府県単位で休校とする方針が示されました。感染率の高い学校を閉鎖することで、感染の拡大を食い止めることができると考えられるからです。
従来のインフルエンザだけでなく、「新型」の感染にも備えた学校の体制づくりと、日頃から手洗い、うがい、マスクの着用など自分で感染から守る姿勢を子どもたちに指導することが今後ますます重要になりそうです。