- きょういくじん会議

10日の北國新聞社は、目のトラブルを訴える小中学生が石川県内で増えていると報じている。
コンタクトレンズの低年齢化も言われており、使用方法など注意を呼びかけているようだ。
これは石川県に限った話ではないようで、23日のめざましテレビ「ココ調」のコーナーでも、昨年度の裸眼視力1.0未満の子どもは、昭和54年度の1.5倍に増加したと伝えている。
また、同調査によれば、使用期限を守らない、寝る時間も外さないなど、間違った使い方をしている子どももいたようで、3日以上使用した1日使い捨てレンズには、1000万個以上の細菌が付着していたとのこと。
コンタクトレンズは高度管理医療機器に指定されている。ほとんどの眼科医は、コンタクトレンズとケースのケアをしっかり行うこと、就寝時間は外すこと、使用方期限を守ることの注意を徹底するように言っている。けれども、こと10代の使用者は認識が甘く、使用期限を過ぎても気にせず使用したり、汚れた手で触ったりすることも多いよう。
しかし、使用方法を誤ると失明になってしまうこともあるくらい危険なのだ。失明でなくても、コンタクト障害はいろいろとあり、一例が日本眼科医会のホームページに掲載されている。
角膜に直接触れるコンタクトレンズ、危険も多いことから高校生未満の使用をすすめない眼科医もいるようだ。中学生でも部活動や、おしゃれのためにしたい子どもも多いだろう。使用方法を守ることはもちろん、日本コンタクトレンズ協会がすすめているように、一見目に異常がなくても、定期的に検診したほうが安心だ。コンタクトレンズの汚れは肉眼では見えず、また、目の傷に気づかないこともあるかもしれない。
- 日本眼科医会ホームページ
http://www.gankaikai.or.jp/index.html