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子どもの人口が28年連続減少―総務省調査
kyoikujin
2009/5/7 掲載

 総務省が毎年子どもの日にあわせて発表している人口推計(4月1日現在)によると、15歳未満の子どもは昨年より11万人少ない1714万人で、過去最少を28年連続で更新したことがわかった。また、総人口に占める割合も前年から0.1%マイナスの13.4%となり、こちらは35年連続の減少となった。

 子どもの割合は第2次ベビーブーム期にあたる1974年の24.4%を最後に低下を続け、1988年には20%を割り込み、1997年には65歳以上人口の割合(15.7%)を下回っていた。ただ、ここ数年は減少率が鈍化し、下げ止まりの傾向も見られる。

 県別に見ていくと、沖縄県が17.9%と突出しており、滋賀県が15.1%、愛知県が14.7%で続いた。低い県は秋田県が11.5%でトップ、次いで東京都が11.8%、北海道が12.2%となった。東京都は低水準とはいえ、ここ10年ほどは横ばい傾向にあり、今年は47都道府県で唯一前年を上回っている。

 子どもの割合は海外ではアフリカなどの途上国で40%前後、先進国になるにつれて20%未満に下がっていくというのが全体的な傾向だが、日本は先進国の中でも最低水準の状態が続いている。

この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
コメントの一覧
1件あります。
    • 1
    • 名無しさん
    • 2009/5/7 23:26:21
    1位と最下位が学力テストの結果と好対照なのはなにか因果関係が・・・?
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