- 特集 特別支援学級「特別の教育課程」の編成と授業づくり
- 特集について
- 特別支援学級における「特別の教育課程」の編成と手順
- /
- 特別支援学級 国語・算数の授業づくり
- (1)実践 国語 知的障害特別支援学級
- みんなで朝の会をひらこう
- /
- (2)実践 算数 知的障害特別支援学級
- ひきざん
- /
- (3)実践 国語 自閉症・情緒障害特別支援学級
- 飼育員の仕事を紹介しよう〜異学年集団を生かした授業づくり〜
- /
- (4)実践 算数 自閉症・情緒障害特別支援学級
- たし算のひっ算
- /
- 特別支援学級 自立活動の授業づくり
- (1)解説 実態把握からはじめる自立活動の流れ
- /
- (2)実践 小学校 領域別の自立活動
- 年間を通して6区分27項目を意識した自立活動〜3 人間関係の形成(3)自己の理解と行動の調整〜
- /
- (3)実践 小学校 領域別の自立活動
- 本人の意欲や主体性を引き出す指導
- /
- (4)実践 中学校 合わせた指導の中での自立活動
- 互いのよさを生かした自立活動
- /
- (5)実践 中学校 合わせた指導の中での自立活動
- 作業学習の中でこそ自立活動を!
- /
- 多様な学びをつなぐ 交流及び共同学習としての教科学習の工夫
- 特性を活かしてともに学ぶ子供たちの姿から
- /
- 特別支援学級の学習評価
- (1)解説 単元や時間のまとまり毎の観点別学習評価と実施の課題
- /
- (2)実践 算数の授業づくりと学習評価の工夫 学び合う特別支援学級
- /
- (3)実践 学習評価と授業改善を通して、次単元を設計する実践
- /
- トピックス (第114回)
- 「中央教育審議会初等中等教育分科会教育課程部会 教育課程企画特別部会」
- /
- 子供とのかかわりを変える言葉選びのコンセプト・メイキング (第6回)
- 子供を守る防波堤たれ
- /
- ホワイトボード・ミーティング(R)でつくる「個別の指導計画」 (第6回)
- 学び方の2つのタイプに役立つ
- /・
- 〜役割分担会議の手順書編―継次処理・同時処理―〜
- 心理学的テクニックを活用した子供の課題解決アプローチ (第6回)
- 登校をしぶる子供(1)
- /
- 〜【おすすめの心理学的技法】トークンエコノミー法〜
- 「ことばの教室」の担当になったら「ことばの遅れ」の指導 基礎基本 (第6回)
- 「あき○○」を見つけよう
- /
- 知的障害者用教科書―星本―を活用した授業実践 (第6回)
- 【さんすう☆☆(2)】まる,さんかく,しかく@〜C(pp.12-19)
- /
- 通常の学級の教科指導 個に応じた配慮 (第6回)
- 小学校理科の困難への支援
- /
- 学びの土台を育む運動あそび (第6回)
- 文字を書く力を育てる運動遊び
- /
- 子供を育む「手づくり教材」アイデア (第12回)
- [数]スイカで数マッチング/[概念理解(空間・位置)]角材マッチング
- /
- 特別支援学級の教室づくり&アイテム (第12回)
- 校外学習の思い出激面飾りと整理整頓アイテム
- /
- 写真で見る 工夫がキラリ★教室環境づくり・校内環境づくり (第45回)
- 校訓「みつけよう なりたい自分 みらいに向かって」
- /
- 編集後記
- /
編集後記
特別支援学級は、学校教育法第81条第2項に定められている、障害のある児童生徒で編成される小・中学校等の学級です。インクルーシブ教育システムの「連続性のある多様な学びの場」の一つに明確に位置づけられており、知的障害や自閉症・情緒障害などの7障害が対象となっています。一学級8人の児童生徒数が標準の学級編成です。
特別支援学級は、通常の学級とは異なる特別の教育課程を編成します。小・中学校学習指導要領の総則には、障害による学習上又は生活上の困難を克服し自立を図るため「自立活動」を取り入れること、児童生徒の障害の程度や学級の実態等を考慮の上、実態に応じた教育課程を編成すること、という2点が示されています。令和6年12月の「初等中等教育における教育課程の基準等の在り方について(諮問)」においても、特別支援学級に係る特別の教育課程の質の向上が示されており、特別支援学級の教育課程編成とそれに基づく各教科等や自立活動の指導は、ますます重要な実践上の課題となっています。
一方で、特別支援学校教員免許状を有する特別支援学級担任は全体の3割程度にとどまっており、特別支援教育の専門性については必ずしも全ての担任が高いわけではありません。特別支援学級が校内に一学級しか設置されていなければ、担任も一人となり、教員同士が協働して課題解決することもできません。特別支援学級担任経験のある管理職も多いわけではなく、その結果、手探りの状態で日々の実践を試行錯誤している教員は少なくないという話をよく耳にします。
そこで、今回の特集では、特別支援学級の教育課程編成、各教科等の授業づくり、自立活動における実態把握や指導目標や指導内容の設定などについて、基本的なところから解説することを目指すこととしました。紙幅も限られていますので、障害種としては児童生徒数の多い知的障害と自閉症・情緒障害に限定し、また、個別指導ではなく一定の人数からなる児童生徒集団に対する授業をまず取り扱うこととしました。
本号が、経験の浅い特別支援学級担任の日々の困りごとの解決に少しでも役立つとともに、ベテラン担任には、教育課程編成の確認・見直しや各教科や自立活動の指導を省察する際の資料の一つになることを願っています。
東京学芸大学教授 /奥住 秀之
本書でご紹介している資料は以下からダウンロードできます。
※下表の
をクリックするとダウンロードが始まります。
本書に掲載されているユーザー名とパスワードを入力してダウンロードしてください。
資料のダウンロード
| 内容 | ファイル名 | サイズ | |
|---|---|---|---|
| ワークシート | 26230.zip | 330KB | ![]() |
※PDFファイルの閲覧には Adobe Reader等が必要となります。
-
明治図書
















PDF

