- 特集 「GIGAスクール構想」実現!待ったなしの1人1台端末の使いこなし術
- 特集について
- [提言]特別支援教育におけるICT活用〜効果的な活用を目指して〜
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- 【Q&A】今さら聞けない!「GIGAスクール」ってナニナニ?
- GIGAスクール構想の概要
- Q1「GIGAスクール構想」とはどのような構想なのですか?〜Q6 安全な運用と教育効果をあげるために何に気をつけたらよいですか?
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- 教師の研修
- Q7 ICT機器の操作等活用研修をどのように行うのがよいですか?/Q8 授業でのICT活用推進研修をどのように行うとよいですか?/Q9 整備後,校内研修を何から始めたらよいですか?
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- 子供への指導
- Q10 情報モラルの指導で気をつけることはありますか?/Q11 パソコンの操作の指導で気をつけた方がよいことはありますか?/Q12 ICTを活用した指導で気をつけた方がよいことはありますか?
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- 誌上で学べる!ICT活用研修
- (1)ICT活用の基本スキル
- 日常における普段使いスキルを授業での普段使いスキルへ
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- (2)ICTを活用した授業づくり
- 視覚支援とアイデア・表現のツールとしての活用
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- 1人1台端末の使いこなし!最新実践例
- アドバイザー活用事例
- (1)小学校/子供たちの生きる力を育むICTにパワポ類の活用を
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- (2)特別支援学校/巡回型ICT支援員と連携してICT教育を充実させよう!
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- 子供への指導事例
- (1)通級指導教室/ICT機器を「学びのツール」として活用し自学・自習の力をつける学習
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- (2)特別支援学級/Viscuitを活用したプログラミング教育
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- (3)特別支援学校/学びを止めない新しい形の授業づくり
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- (4)特別支援学校/Web会議システムを活用した知的障害を伴う自閉症児の集団活動の試み〜新型コロナウイルス感染症禍の中で,人と人との関わりをつくるために〜
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- 【特別寄稿】合理的配慮を社会モデルで理解する
- 読み書きに困難のある子供が教室でタブレットPCを使う際に現れるバリアー
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- トピックス (第86回)
- 新しい時代の特別支援教育の在り方に関する有識者会議 報告 他
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- アイデアいっぱい・誰にでもできる指導法
- めざせ!ファシリテーター!!
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- 〜ホワイトボード・ミーティング(R)を使った授業,学級づくり〜
- 授業を面白くする手作りグッズ
- すごろくゲームで楽しく学ぼう
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- 子ども生き生き学習活動
- 【理科】新学習指導要領を踏まえた理科の授業づくり
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- 〜化学分野を中心に〜
- 写真で見る 工夫がキラリ★教室環境づくり・校内環境づくり (第20回)
- 「一人一人が分かって動ける」授業づくりの実践
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- 授業で120%タブレットPCを活用する!最新ちょこっとアイデア (第2回)
- 【教材内容にかかわる活用】【ツールとしての活用】いろんな気持ちを大切に。本当の力を発揮できる日記アプリ
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- 〜きもち日記を使って〜
- はじめて特別支援学校のコーディネーターになったら Q&Aでズバッと解決! (第2回)
- 校内研修会の講師を頼まれました。何をすればいいですか?
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- 分析→検討→対応で進める子供の問題行動へのエビデンスある対応術 (第2回)
- 子供の気持ちに沿った対応
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- プログラミング教育にチャレンジ!知的障害特別支援学校の実践 (第2回)
- Viscuitを活用したSDGsの学習
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- 自閉症のある子供への言語・コミュニケーションの指導と支援 (第2回)
- 話し方に特徴のある子供
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- コピーして使える!プリント+ビデオクリップ (第8回)
- アンガーマネジメント
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- 広がれ!自分らしさを引き出す「おもしろ」図工・美術の授業 (第8回)
- 絵画をつくる
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- 〜技法材料学から導く描画再考〜
- つまずきにあわせたアレンジがわかる!知的障害のある子への指導と教材 (第8回)
- 「絵カードマッチング」と「名称理解」との関係
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- 特別支援教育最前線―紹介します,わが県のホープ&エース (第20回)
- 長崎県
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- 編集後記
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編集後記
令和元年に文部科学省でGIGAスクール構想についての公表がありました。Society5.0時代に生きる子供たちにとって,教育におけるICTを基盤とした先端技術の活用は必須です。新型コロナウイルス感染症など変化の激しい時代に逞しく生き抜くためには,今までの教育方法だけでなく,新たな方法を活用し,多様な子供たちを誰1人取り残すことがない個々に応じた創造性を育む教育の実現が求められます。
また,文部科学省では特別支援教育におけるICTの活用について,「教科指導の効果を高めたり,情報活用能力の育成を図ったりするために,ICT活用する視点」と「障害による学習上又は生活上の困難さを改善・克服するために,ICTを活用する視点」に整理され,ICTの活用の視点が示されたと共に,各校で推進する目的も明確化されました。
コンピュータ・ゲームの普及によって児童生徒の情報機器の理解が進んでいる今,タブレットなどの端末は児童生徒の学習する際に必要なノートや筆記用具と同じように必需品となり,生活するには欠かせない端末を教育の場で学習のツールとして有効活用できるように各学校は研究・研修を進めることが急務です。
我が国は多様な子供たち1人1人に応じた個別の最適な教育がなされ,資質・能力が一層確実に育成できる教育が重要であることから,特別支援教育でもICT環境を整え,全ての教員が端末を積極的に活用して,児童生徒の学びを深める教育を研究する必要があります。
教員はここまで築いてきた教育実践と最先端のICTのベストミックスを更に築き,児童生徒の力を最大限に引き出すことにより,主体的・対話的で深い学びの視点からの授業改善へと結びつけることができるのではないかと考えます。
そして,児童生徒は,ここまで行ってきた数台のICT機器を活用した学習から,1人1人が端末を活用することによって,様々な学習を短時間で深めることが可能になります。また,児童生徒の学び方が変わり,学習を深めることにもつながるでしょう。
今回の特集では単なるICT活用の事例ではなく,1人1台端末を持つことに重点を置き,GIGAスクール構想の基本を改めて学び,我が国の特別支援教育の課題を改善できる取組みとして,小学校・中学校の特別支援学級や特別支援学校等で実践された先進的な事例などを集めました。
/是枝 喜代治・村山 孝
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- 明治図書
- 情報教育の推進と言われますが、イメージが持てなかったので購入しました。詳しく書かれており、現場でも取り入れていきたいと思います。2021/6/1820代・女性
- 最新の実践例を紹介していただきありがとうございました。これからの実践の参考にさせていただきます。2021/5/2940代 特別支援学校 中学部主任