特別支援教育の実践情報 2021年9月号
ことばとコミュニケーションの発達支援

Z203

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特別支援教育の実践情報 2021年8・9月号ことばとコミュニケーションの発達支援

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ジャンル:
特別支援教育
刊行:
2021年7月15日
対象:
小・中・高
仕様:
B5判 74頁
状態:
在庫あり
出荷:
2021年7月30日

目次

もくじの詳細表示

特集 ことばとコミュニケーションの発達支援
特集について
講座 ことばとコミュニケーションの発達
藤野 博
講座 ことばとコミュニケーションにかかわる障害
牧野 泰美
講座 キーワードで学ぶことばとコミュニケーションの指導
コミュニケーションの基礎的能力
滑川 典宏
ことばの教室
滑川 典宏
言語の受容と表出
廣瀬 真紀子
子供と教師のコミュニケーション
廣瀬 真紀子
言語の形成と活用
松岡 道子
子供と保護者のコミュニケーション
松岡 道子
状況に応じたコミュニケーション
廣島 慎一
補助代替コミュニケーション(AAC,VOCA)
廣島 慎一
言語聴覚士
吉川 知夫
諸検査
吉川 知夫
実践 ニーズに応じたことばとコミュニケーションの育み方
知的障害のある子供<小学校 特別支援学級>
合い言葉や子供にとって必然性のある場の活用でステキなコミュニケーション
池田 康子
知的障害のある子供<特別支援学校 小学部>
言葉で論理的に思考しよう
上田 慶子
知的障害のある子供<特別支援学校 高等部>
状況を判断してコミュニケーションを取ることが苦手なAくんへの指導
伊藤 志穂
自閉症のある子供<小学校 通級指導教室>
コミュニケーションの困難さを集団・個別の指導でフォローする
中尾 和人
自閉症のある子供<特別支援学校 小学部>
「想いが伝わる実感」から「伝えたい」,そして「知りたい」と広がった音声ペンの活用
新城 理奈
自閉症のある子供<特別支援学校 中学部>
学級での活動や「自立活動(社会性)」を通して,言葉でのやりとりが広がってきたAさんへの取り組み
長ア 太一辻田 亜子宇川 浩之
吃音のある子供<小学校>
「吃音への思いや困難」に寄り添い進める指導
小林 宏明
選択性かん黙のある子供<小学校 通級指導教室>
表現する経験やことばを増やす,かかわりの機会を通して
蒲生 花子
保護者とのコミュニケーションのコツ
保護者から信頼される担任になるために
川野輪 美穂
トピックス (第87回)
新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく緊急事態宣言等を踏まえた小〜高校における新型コロナウイルス感染症への対応に関する留意事項について 他
神山 努
アイデアいっぱい・誰にでもできる指導法
タイプに合わせた指導
鬼 秀範
授業を面白くする手作りグッズ
苦手だけどやってみたくなる一工夫
尾住 奈未
子ども生き生き学習活動
【美術】特別支援教育における抽象画制作
脇坂 歩
【体育】コロナ禍における体育的行事の実施に向けた生徒が主体的に考えて動く体育の授業づくり
島 尚平岩切 祐司
〜タブレット端末とチェックシートを活用した授業実践〜
【自立活動】バルンポリンで学ぶための心と身体を育もう
植竹 安彦
写真で見る 工夫がキラリ★教室環境づくり・校内環境づくり (第21回)
高校や地域との繋がりを最大限に生かした学校づくり
小林 直紀
〜県内4校目の高校内分校(松伏分校)の新たな試み〜
授業で120%タブレットPCを活用する!最新ちょこっとアイデア (第3回)
OneNoteでデジタルノートを作ろう!
阿保 孝志朗
はじめて特別支援学校のコーディネーターになったら Q&Aでズバッと解決! (第3回)
コーディネーターとしての専門性を高めるには,何をすればよいですか?
田中 雅子
分析→検討→対応で進める子供の問題行動へのエビデンスある対応術 (第3回)
うまくいくおぜんだて・やり続ける対応
長澤 正樹
プログラミング教育にチャレンジ!知的障害特別支援学校の実践 (第3回)
micro:bit−マイクロビット−で残飯量を知らせよう
山崎 智仁
自閉症のある子供への言語・コミュニケーションの指導と支援 (第3回)
会話のやりとりが難しい子供
藤野 博
コピーして使える!プリント+ビデオクリップ (第9回)
「生活ことば辞典」絵カード
笹田 能美
広がれ!自分らしさを引き出す「おもしろ」図工・美術の授業 (第9回)
卒業ピクニック!
佐々木 敏幸
〜コロナ禍を「あきらめない」ために〜
つまずきにあわせたアレンジがわかる!知的障害のある子への指導と教材 (第9回)
絵カード学習のバリエーション
大高 正樹
特別支援教育最前線―紹介します,わが県のホープ&エース (第21回)
和歌山県
榎本 貴英
編集後記
是枝 喜代治山中 ともえ

編集後記

 今回のコロナ禍において,学校も長きに渡った臨時休業を経験し,人と人が繋がり,コミュニケーションを図ることの大切さを誰しも実感しました。今後は,実際に会えなくとも,ICTを活用してオンラインでコミュニケーションをとることが進んでいくと思われます。このコミュニケーションの基盤となるものが,ことばですが,障害のある子供たちにとって,ことばを使いこなしていくことはなかなか難しいものです。各学校では,言語能力の育成を重視し,発達段階に応じた言語活動を教育課程に位置付け,様々な活動が効果的に,教科横断的に実施されるようカリキュラム・マネジメントとして計画していくことが一層重要なこととなります。

 また,学校や学級全体として言語活動を実施していく以外に,一人一人の状態を把握して個別の指導計画を作成して指導が行われる自立活動においても,ことばやコミュニケーションの力を育成します。自立活動の内容の6区分の1つに「コミュニケーション」があり,さらに5つの項目に整理されており,この項目を参考にしながら,個別の指導計画を作成し,指導と評価を行います。自立活動の指導では,発達障害等の子供たちが主体的にコミュニケーションを展開できるようにすることや,障害が重度の子供たちが機器を用いて意思のやりとりが行えるようにすることなど,指導を工夫することが大切です。特に,言語障害通級指導教室では,ことばを用いたコミュニケーションに焦点をあてて指導を展開しています。特別支援学校の新学習指導要領では,的確に子供の状態を把握し,指導すべき課題を明確にして個別の指導計画を作成し,自立活動の一層の充実を図ることが示されています。ことばやコミュニケーションがどのように発達していくのかを再度考え,発達段階に応じた指導がより効果的に行われるようにしたいものです。

 今回の特集では,「コミュニケーションの基盤となることばとコミュニケーション能力の発達」と,「ことばとコミュニケーションにかかわる障害」について専門家から論説していただき,実際に教育の場での実践を紹介し,各学校でことばやコミュニケーションの指導の参考となればと企画いたしました。


   /是枝 喜代治・山中 ともえ

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