- 特集 特別支援教育 担当1年目のわくわくスタートガイド
- 特集について
- [提言]子供の成長を楽しむ教師になろう
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- はじめての春を上手に過ごすための心がまえ
- (1)【特別支援学校】子供との出会いまでにできること
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- (2)【特別支援学級】あなたの頑張りが,子供たちの未来を拓く!
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- (3)【通級指導教室】教員としての自分に自信を持ち,その上に専門性を重ねよう
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- 不安が吹き飛ぶ! 知っトクQ&A
- (1)【実態把握】実態把握は何のためか?/子供の“みとり力”はどうしたら身につく?
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- (2)【学級・教室内での教員間の連携】チーム・連携はなぜ大事か?/はじめは誰に聞いて,どう相談したらよい?
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- (3)【校内での役割,連携】自分の立ち位置をどうとらえたらよいか?/どんな報告や連絡があるとよい?
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- (4)【外部機関との連携】おさえたい外部との連携は何か?/専門家とどうしたらうまく付き合えるの?
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- 出会いの春 子供とのコミュニケーションがうまくいくコツ
- (1)特別支援学校 小学部/好きなことをみつけよう!みんなで楽しもう!
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- (2)特別支援学校 中学部/“3つの感”を大切にしたコミュニケーション
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- (3)特別支援学校 高等部/安心して通える学校,居場所づくりの工夫
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- (4)小学校 特別支援学級/知りたいのなら 知ってもらおう
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- (5)高等学校 通常の学級/学習環境のユニバーサルデザイン化をめざして
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- 出会いの春 同僚の先生とのコミュニケーションがうまくいくコツ
- (1)特別支援学校 何を話す?どう話す?
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- (2)特別支援学級 真似て・聞いて・実行してみましょう!
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- (3)通級指導教室 在籍学級担任との信頼関係を大切にした連携の工夫
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- 出会いの春 保護者とのコミュニケーションがうまくいくコツ
- (1)特別支援学校 連絡帳を通して保護者とのよい関係づくりを
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- (2)特別支援学級 視覚情報をうまく活用して伝えよう
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- (3)通級指導教室 Sでつながり,Tで築く,保護者との信頼関係
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- トピックス (第85回)
- 「学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル〜「学校の新しい生活様式」〜」の改訂 他
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- アイデアいっぱい・誰にでもできる指導法
- 地域の課題を子供たちが解決
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- 子ども生き生き学習活動
- 【外国語】名前のイニシャルカードをつくろう!
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- 〜多感覚でアルファベットの大文字に親しむ〜
- 【国語】音読が苦手な子供への支援
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- 【自立活動】知的障害のある脳性まひ生徒への自立活動指導の実践
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- 〜“し”の発音ができるようになるまでの指導のポイント〜
- 写真で見る 工夫がキラリ★教室環境づくり・校内環境づくり (第19回)
- 限られたスペースを使い分け,密を避けながら活動するための工夫
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- 授業で120%タブレットPCを活用する!最新ちょこっとアイデア (第1回)
- 【ツールとしての活用】【支援の視点からの活用】タブレットPCといえば…カメラアプリ+α
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- はじめて特別支援学校のコーディネーターになったら Q&Aでズバッと解決! (第1回)
- 特別支援学校の特別支援教育コーディネーターの役割って,何ですか?
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- 分析→検討→対応で進める子供の問題行動へのエビデンスある対応術 (第1回)
- 問題行動の背景と分析
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- プログラミング教育にチャレンジ!知的障害特別支援学校の実践 (第1回)
- お絵かきすいぞくかん
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- 自閉症のある子供への言語・コミュニケーションの指導と支援 (第1回)
- 文字通りに受け取ってしまう子供たち
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- コピーして使える!プリント+ビデオクリップ (第7回)
- 見通しの絵カード
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- 広がれ!自分らしさを引き出す「おもしろ」図工・美術の授業 (第7回)
- 粘土をつくって塑像する
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- 〜美術と行為との狭間をみつめて〜
- つまずきにあわせたアレンジがわかる!知的障害のある子への指導と教材 (第7回)
- 「絵カード」教材を用いた指導
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- 特別支援教育最前線―紹介します,わが県のホープ&エース (第19回)
- 佐賀県
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- 編集後記
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編集後記
現在,全国的に障害のある子供が増加傾向にあります。このことに伴い,学校現場では,特別支援教育を担当する教員も急激に増加しています。特にここ数年の傾向としては,新規採用教員やはじめて特別支援教育に携わる教員が数多く配置されるようになっています。これまでは,専門性を身につける必要がある教員の育成に関しては,その人数が少なかったため,学級や教室内の教員がチームを組んで支援・指導をする体制が取れていましたが,現状では難しくなっています。
このようなことから,年度の変わり目に,異動によりはじめて特別支援教育を担うことになった教員からは,不安を抱えながら,手探りで新学期のスタートを切らなければならないとの声を数多く聞きます。同様に,特別支援学校や特別支援学級,通級指導教室等に入学,進学,進級した子供たちにとっても,新学期は新たな環境への期待はある反面,その障害特性から,新たな環境に不安が強くなり,不適応を起こしてしまうケースが散見されます。
特別支援教育を担当する教員には,自分自身のキャリアの有無や差に関係なく,担当するこのような不安を抱えている子供たちの不安を取り除き,笑顔で学級や教室での新たな生活をスタートできるようにする責務があります。
そこで,今号では,特別支援教育にはじめて関わる教員や経験の浅い先生に,専門性を身につけてほしいという願いのもと,新学期の学級づくりをスタートする上で指南書としての役割を果たせるような特集を組みました。
特集題を「特別支援教育 担当1年目のわくわくスタートガイド」とし,主に,障害のある子供にとって,進級,進学した喜びが存分に味わえるよう,新たな先生や友達との最高の出会いの演出のポイントに焦点を当てるとともに,校種や障害種に応じ,どの子もわくわく感をもって学級や教室で過ごすことができるようなアイデアも紹介しています。また,新しく特別支援教育を担当する学級担任として必ず知っておいてほしい,身につけておいてほしい基礎基本の内容を,Q&A形式で記載してあります。
今回のスタートガイドにより特別支援教育にはじめて関わる先生方が自信をもって,出会いの春にふさわしい学級開き,学級づくりにチャレンジしていただければと思っています。
そして,中堅,ベテランの先生方にとっても,改めて4月の学級づくりの指導のあり方を見直すとともに,新たなアイデアを得る資料としてご活用いただければ幸いです。
/是枝 喜代治・喜多 好一
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- 明治図書
- 初めて特別支援学級の担任となり、右も左も分からない中、手軽に初歩的なことを知ることができてとても助かりました。最初にこのような特集があることがとてもありがたいです。2021/8/2230代・小学校教員
- 初特支学級&特支コーディネーターで不安な中、4月の一歩を歩むことができました。教師も生徒も今出来ることから取り組みながら、実態把握して徐々にチームで連携できたらいいと思いました。2021/5/140代・中学校教員
- 初めて特別支援学級の担任になったので何か参考になる物が欲しいと思い購入しました。教育活動をどう捉えていけばよいか、考えるヒントになりました。2021/4/1850代・小学校教員
- 新規採用、初めて支援学級の先生が4月からくる中、何をしてあげられるか…と考えて購入してみました。「はじめての春を上手に過ごすための心がまえ」では、必要なポイントを具体的にわかりやすく書かれていて、自分自身の在り方ややってきたことの振り返りにもなりました。2021/3/30国木田