特別支援教育の実践情報 2018年11月号
発達段階と個々の特性を生かした 体育・スポーツ活動コレクション

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特別支援教育の実践情報 2018年10・11月号発達段階と個々の特性を生かした 体育・スポーツ活動コレクション

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ジャンル:
特別支援教育
刊行:
2018年9月18日
対象:
小・中
仕様:
B5判 74頁
状態:
絶版
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目次

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特集 発達段階と個々の特性を生かした 体育・スポーツ活動コレクション
特集について
総論
新学習指導要領が目指す特別支援教育における「体育」の在り方とは
青木 隆一
概論
発達段階を踏まえた体育の授業づくり
松原 豊
体育授業における教材・教具を工夫した支援 ボール運動と跳び箱指導の支援方法
西薗 一也
通常の学級における個に応じた指導と配慮 全体のなかで一人ひとりを大事にする体育指導
川崎 勝久
生涯にわたって取り組むための工夫
野村 一路
パラリンピックへの挑戦
兒玉 友
[実践]体を動かすことは,生きる喜び! 体育・スポーツ活動コレクション
特別支援学校 小学部〈A領域:体つくり運動遊び/運動〉
身体と生活習慣を整える「朝ランニング」
串田 和哉
特別支援学校 中学部〈F領域:武道〉
アダプテッド・スポーツ「タグ柔道」の取り組み〜一人ひとりが本気で取り組める武道を求めて〜
深津 達也
特別支援学校 中学部〈E領域:球技〉
明るい声と表情が溢れる 体育科授業づくり
端谷 勇樹
特別支援学校 高等部〈C領域:陸上運動〉
「わかりやすさ」を大切にした運動指導
下稲葉 耕己
特別支援学校 高等部〈A領域:体つくり運動〉
分教室における体育授業の工夫〜信頼と協力,動き方を身体で感じよう〜
高橋 喜春
小学校 特別支援学級〈B領域:器械・器具を使っての遊び/運動〉
楽しく関わり,できる喜びを味わうマット遊び マットを使った運動あそび「マットで遊園地へ行こう!」
柴田 健司
中学校 特別支援学級〈E領域:球技〉
チームで育てるやる気と自信〜形成的評価で意欲を育む体育の授業づくり〜
土方 恒徳大竹 勇人中村 卓郎丹沢 文子木村 優子山下 陽平
特別支援学級における球技指導の可能性
橋 健一
[部活]サッカー
袋井特別支援学校OB・OGサッカーチームの取り組み
福井 達哉
[部活]バスケットボール
バスケットボールを通じて育む社会性
辻 望美
[部活]バレーボール
すべては自分に勝つために〜BREAK THROUGH〜
井幡 直人
[部活]ダブルダッチ
生徒の自己肯定感を育むダブルダッチ教育
長谷川 潤
特別寄稿◆School Report
体育が大好きな子を育てる!
日本体育大学附属高等特別支援学校の取り組み
島崎 洋二
トピックス (第70回)
高等学校学習指導要領解説及び高等学校学習指導要領比較対照表 他
神山 努
わたしと特別支援教育 (第16回)
特別支援教育における専門性とは
小林 真理子
アイデアいっぱい・誰にでもできる指導法
すべての先生に考えてほしい 「いじめ」に立ち向かえますか?
三富 貴子
授業を面白くする手作りグッズ
よりよい人間関係を築く,紙芝居を用いた人との距離指導
小島 惠子
写真で見る 工夫がキラリ★教室環境づくり・校内環境づくり (第4回)
一人ひとりの夢を育み,可能性に挑戦する学校
荒島 康敬
手と目で話そう! 言葉の前のことばとしての教材教具 (第4回)
視覚レベルで考える@ 色の同じ,形の同じ
立松 英子
はじめて特別支援学級の担任になったら―Q&Aでズバッと解決! (第4回)
保護者への対応や連携をしていくにあたり,どのようなことに留意したらよいでしょうか。
阿部 謙策
子どもの個性に寄り添って♪ 感覚統合の考え方を生かした指導のアイデア (第4回)
不器用な子どもたちの理解と支援 〜その1〜
土田 玲子
知的障害のある児童生徒の主体的・対話的で深い学びを実現する授業改善 (第4回)
課題解決のプロセスがある単元・授業の展開
竹林地 毅
発達障害がある子のためのグループプレイセラピーにおけるコミュニケーション支援 (第4回)
子どもたちと関わるうえで大切なこと
飯塚 一裕
コピーして使える! 文字が苦手な子のための絵枠トレーニング (第4回)
楽しく学ぶ
西野 桂子
どの子も楽しく! 指導のポイントがバッチリわかるわくわく造形活動 (第4回)
吹いて楽しい!モダンテクニック ドリッピング
今井 真理
特別支援教育最前線―紹介します,わが県のホープ&エース (第4回)
宮城県
樫村 恵三
編集後記
是枝 喜代治桑山 一也

編集後記

 平成29年4月には特別支援学校幼稚部・小学部・中学部の新学習指導要領が公示され,平成30年には特別支援学校高等部の新学習指導要領が公示される予定です。移行措置の期間は異なりますが,新しい学習指導要領が求める各教科等の目標に照らして,各特別支援学校では教科指導の在り方について工夫を重ねているところです。

 特に,体育に関しては,「体育や保健の見方・考え方を働かせ,課題に気付き(小学部)(中学部では「課題を見付け」),その解決に向けた学習過程を通して,心と体を一体として捉え,生涯にわたって心身の健康を保持増進し,豊かなスポーツライフを実現するための資質・能力を次のとおり育成することを目指す。」として,小学部3項目,中学部3項目の目標が示されています。

 体育という教科の特性を踏まえながら,年齢や発達段階に応じた課題を意識して,学校卒業後にも体を動かすことを進んで行うことができるように指導することが望まれています。

 折しも,2020年には東京においてオリンピック・パラリンピック競技会が開催されるのに合わせて,日常生活の様々な場面でスポーツや体育を身近に感じることができます。この機会を活用して,障害の有無にかかわらず生涯を通じて体を動かすことを楽しみにできる社会を築いていくことは,インクルーシブ教育システムの構築につながるものと考えます。

 全国の特別支援学校や特別支援学級において実践されている様子を間近に感じることで,自分の学校や学級でも試してみたいことを感じていただくことができるように特集を組みました。

 特別寄稿では,新しいタイプの特別支援学校について最新の情報を掲載いたしました。地域の特性を活かし,生徒自身が課題を解決していくことができるような環境整備がなされています。


/是枝 喜代治・桑山 一也

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