- 特集 活動の充実を目指す!授業改善のための学習評価活用術
- 特集について
- 総論
- 特別支援学校新学習指導要領で求められる学習評価
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- 学習評価の意義 目標に準拠した評価
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- 授業改善につながる学習評価の在り方
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- おさえておきたい学習評価の基礎基本
- Q1 生きる力を育成する学習評価とは
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- Q2 指導と評価の一体化とは
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- Q3 組織的・体系的な学習評価に基づく教育課程の評価とは
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- 実践 活動が充実する! 授業改善のための学習評価活用事例
- 視点1 観点別学習評価
- 【特別支援学校】将来の自立と社会参加を目指した「成長の記録」と「現場実習評価表」による学習評価
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- 【特別支援学校】教育課程PDCAの“C”としての観点別学習評価
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- 視点2 学習評価を指導の改善に生かす
- 【小学校 特別支援学級】児童の主体的で意欲的な活動を促す学習評価の工夫
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- 【特別支援学校】札養版「授業者支援会議」による授業改善の取り組み〜「授業の評価・改善シート」の活用を通して〜
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- 視点3 学習評価を子どもの支援に活用する
- 【小学校 特別支援学級】授業づくりの目と手〜「ようかいトンネル」ができるまで〜
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- 【特別支援学校】アセスメントを活用した学習評価
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- 視点4 組織的・体系的な学習評価(カリマネ)を促す
- 【特別支援学校】「育てたい力」を明確化した国語・算数・数学科のカリキュラムマネジメント〜「何ができるようになるか」を目指す小中高における一貫した課題学習〜
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- 【特別支援学校】授業改善を促す計画と評価〜年間・単元・個別の学習評価を授業改善に生かす〜
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- ミニ特集 Let’s start! 特別支援学級・特別支援学校における外国語活動・外国語科の授業づくり
- 特別支援学級・特別支援学校での外国語活動・外国語科授業づくり指導上の留意点
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- 【小学校 特別支援学級】みんなで楽しく Let’s speak English!
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- 【小学校 特別支援学級】みんなが安心して参加できる授業
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- 【特別支援学校 小学部】特別支援教育における効果的な外国語活動の在り方
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- 【特別支援学校 小学部】みんなで仲良くなろう〜英語に親しむ生活単元学習〜
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- トピックス (第71回)
- 高等学校における通級による指導 他
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- わたしと特別支援教育 (第17回)
- 障害児者の意思決定支援について
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- アイデアいっぱい・誰にでもできる指導法
- 特別支援教育の視点から行うストレスマネジメント教育
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- 〜目で見て知って正しく対処しよう〜
- 子ども生き生き・学習活動
- 【国語】ローコスト視線入力装置が学習を変える
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- 【造形】郊外で本格的な造形作品展をやろう!
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- 〜子どもの作品とじっくり対話できる展示方法を考えて〜
- 【自立活動】ふれあいタイム
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- 〜関わり合いを育てる課題別グループ学習〜
- 写真で見る 工夫がキラリ★教室環境づくり・校内環境づくり (第5回)
- 共生共学・みんなの願いが叶った「夢の学校」
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- 手と目で話そう! 言葉の前のことばとしての教材教具 (第5回)
- 視覚レベルで考えるA 「遊び」を「見ることの学習」につなげる
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- はじめて特別支援学級の担任になったら―Q&Aでズバッと解決! (第5回)
- 「各教科等を合わせて指導」とはどのようなものですか。また,指導上の留意点は何ですか。
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- 子どもの個性に寄り添って♪ 感覚統合の考え方を生かした指導のアイデア (第5回)
- 不器用な子どもたちの理解と支援 〜その2〜
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- 知的障害のある児童生徒の主体的・対話的で深い学びを実現する授業改善 (第5回)
- 人との関わりがある単元・授業の展開
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- 発達障害がある子のためのグループプレイセラピーにおけるコミュニケーション支援 (第5回)
- 展開期のプログラム「話し合い活動」で子ども同士の関わりを促すために
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- コピーして使える! 文字が苦手な子のための絵枠トレーニング (第5回)
- もちろんカタカナも絵枠で!
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- どの子も楽しく! 指導のポイントがバッチリわかるわくわく造形活動 (第5回)
- 工夫が光る!モダンテクニック スパッタリング
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- 特別支援教育最前線―紹介します,わが県のホープ&エース (第5回)
- 茨城県
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- 編集後記
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編集後記
学習評価は,子ども達の学習状況を把握するものであり,その結果を教育活動の充実に生かすために行うものです。新学習指導要領解説には,「『児童生徒にどういった力が身に付いたか』という学習の成果を的確に捉え,教師が指導の改善を図るとともに,児童生徒自身が自らの学習を振り返って次の学習に向かうことができるようにするためにも,学習評価の在り方は重要であり,教育課程や学習・指導方法の改善と一貫性のある取組を進める」ことが重要であると述べられています。
教師は,評価に当たっていわゆる評価のための評価に終わることなく,児童生徒のよい点や可能性,進歩の状況などを積極的に評価し,児童生徒が学習したことの意義や価値を実感できるようにすることで,自分自身の目標や課題をもって学習を進めていけるように留意し,評価を行うことが大切です。教師は,子ども達のよい点や可能性,進歩の状況などを積極的に評価し,学習したことの意義や価値を実感できるようにすることが大事です。また,各教科等の目標の実現に向けた学習状況を把握する観点から,単元や題材など内容や時間のまとまりを見通しながら評価の場面や方法を工夫して,学習の過程や成果を評価し,指導の改善や学習意欲の向上を図り,資質・能力の育成に生かすようにすることも忘れてはなりません。
今回の特集では,評価の観点を定めた学習評価の方法の工夫,組織的・体系的に行う学習評価のPDCAサイクルの在り方など,学校が必要としている学習評価の実施方法や活用の在り方について,事例と併せ,提示をすることができるように工夫をしました。学校において組織的・体系的な学習評価を進めるために必要な情報が提供されることで,目標設定や指導内容・方法の妥当性が高まり,先生方の日々の教育活動や授業の改善の充実が図られればと思います。
ミニ特集では,特別支援学級や特別支援学校(知的障害)において子どもの実態に応じて設けることのできる「外国語活動」「外国語科」について取り上げました。
/是枝 喜代治・横倉 久
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- 明治図書
- 支援学級は、それぞれの学習進度、内容で、毎回学習評価にとても悩むので、購入しました。参考になりました。2019/2/930代・小学校勤務