LD,ADHD&ASD 2019年4月号
「聞く・話す」を育もう〜発達とアセスメント〜

W069

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LD,ADHD&ASD 2019年4月号「聞く・話す」を育もう〜発達とアセスメント〜

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ジャンル:
特別支援教育
刊行:
2019年3月22日
対象:
小・中
仕様:
B5判 70頁
状態:
在庫あり
出荷:
2019年6月26日

目次

もくじの詳細表示

特集 「聞く・話す」を育もう―発達とアセスメント―
特集について
田中 容子
講座「聞く・話す」ためのことばとコミュニケーションの基礎講座―つまずきとその背景―
大塚 玲
講座「聞く・話す」ためのことばとコミュニケーションの発達講座―乳児期・幼児期・学齢期の言語発達―
西岡 有香
発達段階別「聞く・話す」力の育み方
(1)乳児期
@乳児期に大切なこと
高畑 芳美
A1歳半健診,3歳児健診
高畑 芳美
B乳児期の支援事例
高畑 芳美
(2)幼児期
@幼児期に大切なこと
宇賀神 るり子
A幼児期の支援事例 幼稚園等の入園の頃のグループ指導(3歳児へのグループでの支援)
宇賀神 るり子
B幼児期の支援事例 話すことより読むことが得意な子どもへの支援
佐々木 美穂
(3)学齢期
@学齢期に大切なこと
齊藤 代一
A小学校低学年の支援事例 語彙を適切に使用できず,話した内容が伝わりにくい子どもへの支援
内藤 かのこ
B小学校中学年の支援事例 ことばをまとまりで捉えることや,拗音・促音の表記に苦労した,聞くことの苦手さがある子どもへの支援
櫻澤 浩人
C小学校高学年〜中学校の支援事例 気持ちを言葉で表現できない子どもへの支援
江尻 聖子
タイプ別「聞く・話す」力の育み方
(1)場面緘黙のある子
草野 久美栄
(2)吃音のある子
白M 恭子
(3)日本語の習得に困難のある子
密山 和香子橋本 洋輔
ESSAY
ぼくは選択的発達者
市川 拓司
わたしの教室紹介 (第5回)
通常の学級:苦手さのある子も過ごしやすい環境づくり
小松 祐貴
発達障害の子どもに役立つ!ちょこっと支援の教材・教具 (第21回)
ちょこっと筆記具で支援
杉浦 徹
【特別寄稿】自閉スペクトラム症への新アプローチ
黒田 美保森 裕幸
英語教育のユニバーサルデザイン (第1回)
アルファベットの名前読みと仲よくなろう!
行岡 七重
スッキリ解決☆学びにくい子への学習つまずきサポート (第1回)
音読がスムーズにいかない子
大平 章嗣
学びのある校内研修のアイデア (第1回)
読み書きの困難
小池 敏英
ケースで学ぶ!子どもを読み解くアセスメント (第1回)
子どもの行動を読み解く
名越 斉子
通級指導教室:自立活動の指導アイデア (第1回)
読み書きのつまずきのアセスメントと指導(かな文字のつまずき)
村井 敏宏
一度は手にしたい本
『私小説』(市川 拓司著)/『公認心理師のための発達障害入門』(黒田 美保著)
上野 一彦
特別支援教育ステップアップ講座 (第5回)
「聞く・話す」のアセスメントとスクリーニング
栗本 奈緒子
S.E.N.S支部会紹介 (第5回)
徳島支部会
外礒 やよひ
京都支部会
青山 芳文
SENS for S.E.N.S (第16回)
S.E.N.Sになって
@保護者とのかけはしに
村上 百合子
AS.E.N.Sとして学び続けていきたい
沖口 祥子
特別支援教育士資格認定協会からのお知らせ
編集後記
田中 容子

「聞く・話す」を育もう―発達とアセスメント―

三鷹市教育委員会/田中 容子


 「聞く・話す」能力は,人間社会の言語コミュニケーションに使われるだけでなく,外界を認知し,理解し,記憶し,思考するなど,私たち自身の学習を深め,高めていくための基本的な能力といえます。そして,赤ちゃんが,それぞれの子どもの産まれ育つ文化の中で,自然に無意識のうちに身につける能力のように見えます。たいていの赤ちゃんは,「アブアブ,ウマウマ」などの喃語の段階には,すでに言葉の学習を始めています。そして,6歳の就学前の段階には,その国の言葉で,相手と場面を共有していない状況でも,具体的に聞き取ったり話したりすることができるようになります。これらの力は,私たちの言語・コミュニケーションの基礎であるとともに,一人ひとりの子どもの認知及び身体発達全体と深く結びついており,「読み・書き」の能力の獲得にも大きな影響を与えています。

 きわめて自然に当たり前に身につけ,使用できるように見える能力ですが,その発達のメカニズムや,評価及び指導の方法まで,誰もがわかっているかというとそうではありません。一見,やりとりがスムーズに行えていそうな子どもであっても,その子が聞き取り,話す意味内容や構文を分析してみると,発達段階より幼く未熟なこともあります。しかしながら,指導者側が一見スムーズなやりとりに惑わされ,その子の発達レベル以上の評価をしてしまったり,「聞く・話す」能力が十分に育っていないことに気づかずに,発達レベル以上の「読み・書き」の学習を強いてしまったりすることもありがちです。

 そのため,折々に,私たちが毎日使用している「聞く・話す」機能について,きちんと向かい合い,アセスメントの方法及び実際の学習や生活の中での困難さや,どのような回避や克服の方法があるのかについて,改めて確認したり考えたりすることが必要でしょう。

 今号では,改めて,「聞く・話す」について丁寧にひも解くことにより,LD,ADHDやASDなど,発達に課題のある幼児・児童・生徒・成人等の指導と支援にあたる方に,基本的な知識を確認していただきたいと思います。また,すでに知識をお持ちの経験者の方には,保護者や子どもとかかわる周囲の人々に,わかりやすく解説するためのヒントを見つけていただければと考えます。

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