LD,ADHD&ASD 2017年10月号
ユニバーサルデザインと合理的配慮でつくる授業と支援

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LD,ADHD&ASD 2017年10月号ユニバーサルデザインと合理的配慮でつくる授業と支援

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ジャンル:
特別支援教育
刊行:
2017年9月21日
対象:
小・中
仕様:
B5判 70頁
状態:
在庫僅少
出荷:
2018年12月17日

目次

もくじの詳細表示

特集 ユニバーサルデザインと合理的配慮でつくる授業と支援
特集について
山田 充
提言
通常の学級で発達障害のある子が学ぶための「ユニバーサルデザイン」「合理的配慮」
山田 充
各論
1 通常の学級で行う「授業のユニバーサルデザイン」とは
桂 聖
2 発達障害のある子への「合理的配慮」とは
鳥居 深雪
事例
1 ユニバーサルデザイン
(1)小学校「国語」/実態把握からの手立てを
関田 聖和
(2)中学校 「国語」/全員を同じ船に乗せるインストラクションの方法
生駒 圭祐
(3)中学校「数学」/ルーブリックに基づくユニバーサルデザインと合理的配慮
下村 治
(4)小学校「社会」/本質的な愉しさを味わう社会科授業
宗實 直樹
(5)小学校「図工」/図画工作でのICT機器の活用方向
湯本 明美
(6)中学校「英語」/“Clear”な授業を目指して
津田 美香
2 合理的配慮
(1)LDタイプ/LDの児童に対しての個別支援の取組―クラスの中での支援について―
大平 章嗣
(2)LDタイプ/生徒が嬉しいと感じる支援
宮林 恵美子
(3)ADHDタイプ/生き生きとした学びの保障のために
陣出 美枝
(4)ADHDタイプ/子どもの特性に応じた学習・生活の支援と学びの保障
大谷 珠美
(5)ASDタイプ/ASDタイプへの合理的配慮と風土づくり
中村 章
Essay
日本版ウェクスラー検査の開発
中谷 一郎
学べる!楽しい!学びにくい子への学習支援ワーク (第11回)
(Pick UP!)漢字の細部に注目する 漢字の間違い探しプリント
山田 充
発達障害の子どもに役立つ!ちょこっと支援の教材・教具 (第15回)
手づくりゲームで楽しく学ぶ
伊藤 陽子
【特別寄稿】特総研インクルーシブ教育システム推進センター
原田 公人
JDDネットニュース (第63回)
TEACCHプログラム研究会
内山 登紀夫
医療との連携 (第61回)
ネット依存の子どもを理解し対応を考える
作田 亮一
Newsな視点 (第19回)
発達障害のある児童生徒の教科指導の専門性とは
砥ネ 敬三
通常の学級を担任する先生の悩みに寄り添う教育相談 (第3回)
[今回のテーマ]ことばが不明瞭で,伝わらないとあきらめてしまう子
宇賀神 るり子
発達障害のある子を伸ばす!言葉かけと対応 (第3回)
[今回のテーマ]叱られることに不安や嫌悪を感じる子
小林 玄
一度は手にしたい本
『発達障害の僕が輝ける場所をみつけられた理由』(栗原類著)/『インリアル・アプローチ―子どもとの豊かなコミュニケーションを築く』(竹田契一・里見恵子編著)
上野 一彦
SENS for S.E.N.S (第10回)
S.E.N.SイマドキTOPICS
齊藤 代一
〜東京都における特別支援教育―情緒障害等の通級による支援から特別支援教室へ―〜
S.E.N.S臨床日誌
村山 小織
〜特別支援教室の実際と巡回相談心理士の果たすべき役割〜
S.E.N.Sになって
子どもたちのための支援を求めて
吉田 奈惠美
事例検討会を積み重ねて……
増田 伸江
特別支援教育士資格認定協会からのお知らせ
編集後記
山田 充

ユニバーサルデザインと合理的配慮でつくる授業と支援

広島県廿日市市教育委員会/山田 充


 ここ数年,発達障害のある子どもへの個別対応,支援のシステムづくりの実践は,非常に広まり,深まってきていると実感しています。全国的にインクルーシブ教育への取組も進められてきています。

 発達障害のある子どもたちへの支援は,特性にあわせ,得意を生かせるよう,通級指導教室など個別の場で対応することが中心でしたが,インクルーシブ教育が進められていく中で,通常の学級での支援の工夫も必要になってきました。

 発達障害のある子どもたちも,通常の学級でどのように学ぶのがよいかということが検討され,実践が模索されています。「通常の学級で座っていられるようにする」ことが支援の目的ではなく,通常の学級でいかに学びの保障を行っていくかが大切になってきています。ともすれば,通常の学級集団の中で,周囲の理解を得ながら「教室の中でただ座っている」だけの取組がされがちですが,大切なことは,通常の学級集団の中であっても,子どもの特性に沿った「学びの保障」を行うことです。

 そのために必要な観点が二つあります。一つは,「授業のユニバーサルデザイン」です。授業のユニバーサルデザインは,「わかりにくい子どもがわかりやすい授業をすること」で,「みんながわかりやすい授業をつくる」を理念としてかかげ,どの子にもわかりやすい授業づくりを目指します。今後もこのような実践がたくさん報告されることが望まれます。

 もう一つは,合理的配慮です。私たちは,授業の中でも「発達障害の子どもたちがみんなと同じ授業を受けて理解していくために必要な支援を行う」という合理的配慮を意識的に提供していく必要があると思います。

 授業のユニバーサルデザインの手法と,授業の合理的配慮の手法を融合させていくことが,特別支援教育の視点での授業づくりの中核になると考えます。

 今回の特集では,この両方の観点からの実践を紹介しています。全国の実践の参考になることを願っています。

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