- 特集 授業に引き込む!学びが広がる!最強サポートツール大集合
- 特集1 四達人に学ぶ! ツール活用の極意
- とにかくやる気にする
- 非日常と日常に遊び心をつけ加えて
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- 学習規律を身につけさせる
- 自ら学習規律を身につけたいと思わせる
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- 授業の進行をスムーズにする
- 教師の意図と子どもの学びの両立を
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- 思考を“見える”化する
- ツールと思考の関係を吟味する四つの視点
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- 特集2 領域・場面別 最強授業サポートツール
- 【話すこと・聞くこと】「おめん」と「ふきだし」/「ばくだんの絵カード」/「スケール」/「Google Jamboard」/「カード」
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- 【書くこと小学校】「原稿用紙アラカルト」/「穴埋め下書き用紙」/「校正チェックシート」
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- 【書くこと(中学校)】「ウェビング」と「ご近所タイム」/「くまでチャート」
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- 【読むこと(小学校・説明文)】「音声入力」/「共同編集」
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- 【読むこと(中学校・説明文)】「Google スプレッドシート」/「クラゲチャート」
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- 【読むこと(小学校・文学)】「アンケート機能」/「文字認識」/「ベン図」
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- 【読むこと(中学校・文学)】「Google Meet」と「ロイロノート・スクール」/「人物相関図」
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- 【言語事項(漢字)】「PowerPoint」と「ペイント」/「名刺カード」/「Google Jamboard」/「漢字クイズ作成用シート」/「教室掲示物」
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- 【ペア・グループ学習】「ホワイトボード」/「二重円」/「接続表現カード」/「四分割シート」/「自分の持ち物」
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- 【評価・採点】「中学受験問題集」/「青・赤ボールペン」/「明治図書教育記事データベース」/「逆算計画」と「一つだけ」/「声かけ」
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- 特集3 国語授業の「つまずき」サポートツール
- 「見る」のつまずき 「矢印カード」/「おんなじカード」/「ナンバー紙コップ」
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- 「話す」のつまずき 「内容整理ワークシート」/「タブレットを使ってプレゼン発表」/「言葉カード」
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- 「音読」のつまずき 「ユニバーサルデザイン化されたプリント」/「デイジー(DAISY)教科書」/「リーディングルーペ」
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- 「書字」のつまずき 「洗濯ばさみゲーム」/「ひらがなマッチングボード」/「モールアート」
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- 「作文」のつまずき 「写真・動画」と「思い出しカード」/「えにっき」/「メモ」と「文章作成ソフト(Word等)」
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- 「読解」のつまずき 「指導者用デジタル教科書」と「画像・動画検索」/「SimpleMind-マインドマッピング」/「音読さん」と「文字認識用のアプリ」
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- 教科指導にも役立つ!学級経営力アップセミナー (第5回)
- やる気を高めるテクノロジー
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- 反論の技術を取り入れた国語授業づくり (第5回)
- 反論の技術 高学年編
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- 宗我部先生に聞く!主体的な学びを促すICT活用法 (第5回)
- ICTの得意を言葉の学びに活かす「交信」(情報共有・協働思考・協同作業)
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- 読み書きのつまずきをサポートする国語授業のコツ (第5回)
- 漢字が苦手な子を授業に巻き込むために
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- 子どもを「書くこと」に引き込む指導技術 (第5回)
- 「遊び」の力を見直す
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- NG→OK事例でわかる 発問スキルアップ講座 (第5回)
- 読みが深まる,統合される発問
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- 第52回「博報賞」受賞(国語教育に関する領域)
- 広島県府中町立府中小学校
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- 博報賞について
- 編集後記
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- 今月取り上げた教材
- 12/1月号
編集後記
今は,私が子どもの頃と比べて,本当にたくさんのコンテンツに溢れていて,しかも手を伸ばせば簡単にその魅力に触れることのできるとても便利な時代です。私がはじめてスマホを手にしたのは高校卒業の頃でしたが,それまでは自分が知りたい・調べたいと思ったことに辿り着くまでにはいくつかの障壁があり,遠回りしなければ知ることができないこともありました。一方,今の子どもたちは電車の中で当たり前のようにタブレットを触り,流行のYouTuberについて友達と会話するなど,好奇心そのままに情報を手に入れることができているのだなと感じます。その良し悪しはさておき,特にデジタル機器が家庭にあることが普通となった状況においては,子どもたちは「おもしろい(と,子どもが思った)こと」に常に触れることができている状態とも言えると思います。そういった子どもたちを毎日の授業に熱中させることには並大抵でない工夫が必要なのではないかと感じます。
そんな中,特にGIGAスクール構想を機に,学校においても活用できるコンテンツの幅が広がり,増えてきていると感じます。先日,参観させていただいた授業では,端末にあるソフトを用いて教科書本文の読みに没頭する子どもたちの姿を目の当たりにしました。「学びを支えるツールには,まだまだこんなにも可能性があるのか」ととても驚きました。
デジタル機器を例に挙げましたが,もちろん,先生方が活用されているツールの中には,アナログなもの・手作りのグッズ等もあるかと思います。身近にコンテンツが溢れているとはいえ,むしろ,そのような便利な時代だからこそ,先生方から時折提示される,温かみを感じるツールに子どもたちは興味をもち,学びに向かいたくなるのかもしれません。
デジタル・アナログを問わず,国語授業における「ツール」は,子どもたちの好奇心を刺激する以外にも,「思考の助けになる」「文章構造が把握しやすくなる」「授業の進行をスムーズにする」…など,様々な点で先生方の授業を「サポート」しているのではないでしょうか。そのようなツールの実物を,目的や場面・領域ごとにご紹介いただきました。ぜひ,今後の授業で活用してみたいと思えるものを見つけていただければ嬉しく思います。
/新井 皓士
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- 明治図書
- 授業の進行をスムーズにする話型が参考になった。すぐに日頃の授業で活用できそうだから。2023/1/1440代・小学校教員