実践国語研究 2025年9月号
追究したくなる!2・3学期教材の学習課題Best Selection

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実践国語研究 2025年8・9月号追究したくなる!2・3学期教材の学習課題Best Selection

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ジャンル:
国語
刊行:
2025年7月7日
対象:
小・中
仕様:
B5判 74頁
状態:
在庫あり
出荷:
2025年11月4日
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目次

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特集 追究したくなる!2・3学期教材の学習課題 Best Selection
子どもの読みの追究を支える「教師の役割」とは?
[見取り・フィードバック]学びを見つめる教師の居方
中野 裕己
[単元・本時の構成]おすすめです!「二時間完結型」の授業
橋 達哉
[学習課題の設定]思考の文脈に寄り添った課題提示を
三浦 剛
[発問・言葉かけ]多様な他者との関わりを支える教師の役割を問い直す
山田 秀人
2・3学期教材の学習課題 Best Selection 説明文
じどう車くらべ(小学1年/光村図書)
土居 正博
どうぶつ園のじゅうい(小学2年/光村図書)
細野 貴寛
すがたをかえる大豆(小学3年/光村図書)
平井 千恵
未来につなぐ工芸品(小学4年/光村図書)
沼田 拓弥
風船でうちゅうへ(小学4年/光村図書)
友永 達也
固有種が教えてくれること 自然環境を守るために(小学5年/光村図書)
山田 将司
想像力のスイッチを入れよう(小学5年/光村図書)
廣瀬 修也
『鳥獣戯画』を読む 発見,日本文化のみりょく(小学6年/光村図書)
渡邊 克吉
「考える」とは(小学6年/光村図書)
三笠 啓司
一〇〇〇円の価値を考える(中学1年/三省堂)
上山 伸幸
味は味覚だけでは決まらない(中学2年/三省堂)
正木 友則
それでも,言葉を(中学3年/光村図書)
若尾 大樹
2・3学期教材の学習課題 Best Selection 文学
やくそく(小学1年/光村図書)
川野邉 瞳
みきのたからもの(小学2年/光村図書)
清水 一寛
ちいちゃんのかげおくり(小学3年/光村図書)
大橋 健太郎
モチモチの木(小学3年/光村図書)
村田 祐樹
ごんぎつね(小学4年/光村図書)
中野 紗耶香
友情のかべ新聞(小学4年/光村図書)
長谷川 仁
たずねびと(小学5年/光村図書)
岸 幹太
やまなし(小学6年/光村図書)
岡田 憲典
海の命(小学6年/光村図書)
中瀬 亮
星の花が降るころに(中学1年/光村図書)
岩舩 尚貴
枕草子・徒然草(中学2年/東京書籍)
小ア 良行
故郷(中学3年/光村図書)
宮下 陽
答えられそうで答えられない国語科のギモン (第3回)
文学の読みに「間違い」はあるの?
西田 太郎
授業くらべ―“ちがい”で深める国語授業づくり (第3回)
物語「たずねびと」の価値を探究する
中野 裕己
〜[教材]たずねびと(光村図書/5年)〜
この作品から私たちは何を学ぶべきだろう……?
橋 達哉
〜[教材]たずねびと(光村図書/5年)〜
一緒にやってみよう!はじめての教材研究&授業リフレクション (第3回)
「ごんぎつね」
福井 祐希
〜なりきって読んでその後の展開を考えよう〜
自由進度で取り組む漢字学習 (第3回)
自由進度学習を取り入れることで生まれるメリットは何か,体感しよう
難波 駿
どの子もつまずかせない授業のユニバーサルデザイン (第3回)
国語の授業づくりのポイント【話すこと(発表)】
上條 大志
そのまま使える!国語授業ネタ事典 (第3回)
全員が書ける!作文指導のネタ
谷中 優樹
編集後記
新井 皓士
今月取り上げた教材
8/9月号

編集後記

 「個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実」が示されて以降、自由進度や探究といったキーワードにスポットが強く当たるようになりました。多様化が進む学校現場において、一人一人の特性に合わせた学び方や学習内容を柔軟に選択できるようにするという「子どもを主語」にした取組は、これからさらに注目が集まるだろうと感じています。

 一方で、例えば「自由進度で取り組んでいるから子どもが主体的に学んでいると言える」ではないことは明白だと思います。あくまでこれらは子どもたちが選択する一つの学び方であって、そのような中でもなかなか主体的に取り組めない状況はもちろんあるはずです。また、様々な教室を見せていただくと、いわゆる「一斉授業」と呼ばれる形式の中でも、子どもたち一人一人が生き生きと学びに向かっていると感じることは多いです。

 子どもが進んで文章を読み、国語を学んでいくためには、様々な要素があると思います。その中でも今号の特集では、「学習課題」にテーマを設定しました。このテーマは、文章に対しての課題意識を引き出すための手立てや、学びを進める状況の見取り、そして「追究したくなる」ような課題設定など、子どもの関心を生かした授業づくりの根幹なのではないかと考えています。またこれらは、学習過程の形式にかかわらず、これまでにもたくさんの先生方が「子どもを主語」にして実践を積み重ねてこられているのではないかと考えています。

 そのような意図で、今号では、執筆者の先生方がどんな教材で、どんな学習課題を設定されているかを内容の中心に据え、具体的な学習課題を視点として、その意図や教材分析の視点、子どもたちに読みの追究を促す手立てなど、様々な視点からご解説いただきました。


   /新井 皓士

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      明治図書
    • 教科書が変わって初めて扱う教材であり、授業作りの参考になりました。特に、筆者の説明の順序に着目したり、味に影響を与えるランキングづけなど、興味を持ちました。
      2025/8/1250代・中学校教員

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