- 特集 「個別最適な学び」を実現する授業開き・授業づくり
- 特集について
- 提言 「個別最適な学び」を考える
- 「個別最適な学び」を考える−国語教育の視点から
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- 「個別最適な学び」を考える−特別支援教育の視点から
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- 小学校 「個別最適な学び」を実現する授業開き・授業づくり
- [提案]小学校/4・5月の授業づくりで押さえたいこと
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- 低学年の授業開き・授業づくり
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- 特別支援教育の視点を取り入れた授業開き・授業づくり
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- 中学校 「個別最適な学び」を実現する授業開き・授業づくり
- [提案]中学校/4・5月の授業づくりで押さえたいこと
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- 1年の授業開き・授業づくり
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- 特別支援教育の視点を取り入れた授業開き・授業づくり
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- ペア・グループ学習 絶対成功の授業エッセンス (第1回)
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- 考えの形成を重視した授業づくり
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- GIGAスクール対応!1人1台端末の国語授業づくり (第1回)
- 小学校/国語の授業開き!
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- 中学校/入門期の指導
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- 即役立つ!便利グッズ&ツール (第1回)
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- 校内研修ガイドブック
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- 今月の国語授業FAQ (第1回)
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- 編集後記
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- 今月取り上げた教材
- 4/5月号
特集 「個別最適な学び」を実現する授業開き・授業づくり
中教審の「『令和の日本型学校教育』の構築を目指して〜全ての子供たちの可能性を引き出す,個別最適な学びと,協働的な学びの実現〜(答申)」(令和3年1月)においては,子供たちの多様化が進む中で「個別最適な学び」とその重要性について,次のように述べています。
「子供一人一人の特性や学習進度,学習到達度等に応じ,指導方法・教材や学習時間等の柔軟な提供・設定を行うことなどの『指導の個別化』が必要である。(中略)子供一人一人に応じた学習活動や学習課題に取り組む機会を提供することで,子供自身が学習が最適となるよう調整する『学習の個性化』も必要である。
以上の『指導の個別化』と『学習の個性化』を教師視点から整理した概念が『個に応じた指導』であり,この『個に応じた指導』を学習者視点から整理した概念が『個別最適な学び』である。」
眼前の子供の現状を踏まえると,教室の全員が,同じ教材で同じペースで,同じ正解を目指す学習指導だけでは十分ではないという実感をもつ実践者も多くいらっしゃることでしょう。ある手立てを取ればすぐにも全員が主体的に,そして深く学べるということを前提にするのではなく,あの手この手で様々な子供たちの実態や実情に応じた指導の在り方を工夫することが一層重要になってきていると言えるでしょう。
一見すると課題の多い子供であっても,多様な手立ての中で何かしらその子供にぴったり合う学習指導に出合うことによって,子供の姿が大きく変わる。子供の姿をつぶさにみつめれば,そうした瞬間が見えてきます。なお,上掲の「答申」には,「『個別最適な学び』が『孤立した学び』に陥らないよう,(中略)『協働的な学び』を充実することも重要である。」といった指摘もあります。とりわけ新年度のスタートに当たっては,こうした点に留意しつつ,一人一人の子供が大きく伸びようとする姿を十分支援できるような授業開きの工夫や単元の開発が大切なものとなるでしょう。
そこで本特集では,多様な子供の一人一人の個性や置かれている状況に最適な学びの実現に向け,国語科の視点に加えて,ICT活用や特別支援教育等の視点からの提言と,4,5月の授業づくりの提案をいただきました。
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- 明治図書
- 個別最適な学びについて、様々な視点からの考察が参考になりました。また、具体的な授業開きや授業づくりが示されており、構想が膨らみました。自校の生徒に向けてアレンジしながら実践したいと思いました。今号は今知りたい情報が凝縮されており、とても為になる内容でした。2021/3/2030代・中学校教員