実践国語研究 2019年11月号
「交流」がうまくいく!2・3学期教材の発問・指示のコツ&モデル

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実践国語研究 2019年10・11月号「交流」がうまくいく!2・3学期教材の発問・指示のコツ&モデル

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ジャンル:
国語
刊行:
2019年9月17日
対象:
小・中
仕様:
B5判 74頁
状態:
絶版
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目次

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特集 「交流」がうまくいく!2・3学期教材の発問・指示のコツ&モデル
特集について
ここがポイント!「交流」がうまくいく発問・指示のコツ6
水戸部 修治
○×でわかる!「交流」がうまくいく発問・指示のコツ
小学校
単元の導入場面/本時の導入場面
皆川 美弥子
ペア・グループでの交流場面/クラス全体の交流場面
酒井 里美
交流前後の一人学びの場面/個に応じた指導場面
益子 一江
中学校
単元の導入場面/本時の導入場面
有田 弘樹
ペア・グループでの交流場面/クラス全体の交流場面
舟橋 秀晃
教材別・交流場面の発問・指示モデル 小学校
1年/大好きなところを友達と一緒に読んで交流する
【説明文】どうぶつの赤ちゃん(光村図書1年下) 【物語文】たぬきの糸車(光村図書1年下)
城 綾子
2年/言葉への着目で「こんなふうに!」と表現したくなる!
【説明文】きつつき(教育出版2年下) 【物語文】かさこじぞう(教育出版2年下)
金子 美芽
3年/交流をとおして,社会を読む,生活を問う
【説明文】くらしと絵文字(教育出版3年下) 【物語文】おにたのぼうし(教育出版3年下)
吉岡 尚孝
4年/目的意識をもち交流相手を子ども自らが選ぶ
【説明文】ウナギのなぞを追って(光村図書4年下) 【物語文】初雪のふる日(光村図書4年下)
舟山 勝成
5年/学習のねらいに沿った交流活動
【説明文】天気を予想する,グラフや表を用いて書こう(光村図書5年) 【物語文】なまえつけてよ他/一まいの写真から(光村図書5年)
松崎 憂子
6年/教材文の特質を踏まえて,子どもの問いを引き出す
【説明文】自然に学ぶ暮らし(光村図書6年) 【物語文】やまなし(光村図書6年)
岩倉 智子
教材別・交流場面の発問・指示モデル 中学校
1年/交流がうまくいくために単元学習を仕組む
【説明文】ダイコンは大きな根?(光村図書1年) 【物語文】大人になれなかった弟たちに……(光村図書1年)
桐谷 祥平
2年/発問の工夫で「学び」をつなげる
【説明文】君は「最後の晩餐」を知っているか(光村図書2年) 【物語文】盆土産/字のない葉書(光村図書2年)
新井 拓
3年/厳選された発問に,簡潔に答える
【説明文】黄金の扇風機/サハラ砂漠の茶会(東京書籍3年) 【物語文】故郷(東京書籍・学校図書3年)
三根 直美
古典/古典の世界を楽しむ
【古典】論語(東京書籍3年)/平家物語(東京書籍2年)
河野 美佑貴
Q&Aで早わかり!新学習指導要領国語の学習評価 (第4回)
見えにくい思考力,判断力をどう評価する?
水戸部 修治
国語の授業が変わる教材研究の視点 (第10回)
「ごんぎつね」はどのような物語か
岩ア 淳
〜今月の教材「ごんぎつね」(各社)〜
全国学力・学習状況調査問題の課題と授業アイデア (第4回)
実践を踏まえた授業改善・充実のために,全国学力・学習状況調査の平成31年度調査問題(中学校),「解説資料」から「主体的・対話的で深い学び」に向けた中学校国語の学習指導について考察する
本橋 幸康
キーワードで読み解く!国語教育・国語授業 (第16回)
【国語教育】故事成語
三上 英司
〜伝統的言語文化で身につく国語力〜
【国語授業】説明文
井上 善弘
〜説明文,二つの読み方〜
地域発!国語教育研究会の取組と成果 (第4回)
[沖縄小学校国語教育研究会]国語教育研究会の取組と成果
小林 貞浩
〜子どもにことばの力が育つ国語科授業の創造を目指して〜
教材研究に役立つ!作家の肖像 (第4回)
清少納言(せいしょうなごん)
吉田 茂
3年目までに身につけたい!国語教師の仕事術 (第4回)
小学校/研究の成果を広げたり,つなげたりしよう
本城 脩平
中学校/読みを深める討論と読書指導
橋 かれん
編集後記
水戸部 修治岩ア 淳本橋 幸康
今月取り上げた教材
10/11月号

特集 「交流」がうまくいく!2・3学期教材の発問・指示のコツ&モデル

 全国どの地域のどの学校の授業でも共通に挙げられるのが,本時における交流をどのように充実させればよいのかという指導上の課題です。目の前の子供たちがもっと主体的に交流を進め,深く学び合う授業を実現したいと願う実践者は数多くおられるのではないでしょうか。子供たちが共に学ぶ良さを十分に味わえるようにするためにも,また指導のねらいを実現するためにも,交流する活動はとても重要な意味を持ちます。


 しかし現状としては,「交流してみましょう」といった指示をしたり,交流を促す発問を試みたりしても,十分な交流が実現していないという悩みが多くの実践者から聞かれます。例えばやりとりが続かず,ねらいを達成できていなかったり,一見活発な話し合いに見えても数名の子供のみが発言しているだけで,とりわけ国語が苦手な子ほど,交流に加わりにくかったりする状況も見られます。また交流に向けて考えたことをノートなどに記述させればさせるほど,交流場面ではそれを一人ずつ読み上げるだけにとどまりがちであるといった状況も多く見られます。さらには,確かに活発に話し合ってはいるけれど,指導のねらいに結び付いていない活動にとどまることもあるようです。


 そこで本号の特集では,こうした実践上の課題を克服するために,「『交流』がうまくいく!2・3学期教材の発問・指示のコツ&モデル」と題して,全国の優れた実践者のご協力をいただき,「交流」がうまくいくようにするための発問や指示のコツやそのモデルを集積しました。


 単発の発問や指示の工夫にとどまらず,単元構想の工夫やゴールとなる魅力的な言語活動を設定する工夫など,子供たちにとって,交流する目的や必要性を十分に実感できるようにするための工夫などの具体的手立てを多彩にご提示いただきました。本号が国語科の授業改善に取り組もうとする先生方の実践の充実に資するものとなるよう願っています。


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