実践国語研究 2013年5月号
なるほど、そうか!子どもの学び方を育てる授業づくり

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実践国語研究 2013年4・5月号なるほど、そうか!子どもの学び方を育てる授業づくり

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ジャンル:
国語
刊行:
2013年3月18日
対象:
小・中
仕様:
B5判 78頁
状態:
絶版
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目次

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特集 なるほど,そうか!子どもの学び方を育てる授業づくり
特集について
提言 なるほど、そうか!子どもの学び方を育てる授業づくり
「0次」と「活用」段階の導入
大熊 徹
国語科の継続学習、指導の工夫「これなら続けられそうだ」
輿水 かおり
前学年までの学びを可視化する―「ことばの力」の一覧表を用いて―
伊ア 一夫
教師自身も学び方レシピをふやそう
安田 恭子
作文に含まれる「他教科」
鈴木 一史
教師の教え方が子どもの学び方を育てる
花田 修一
「学んだ」実感をもたせる
松木 正子
小学校・実践授業の展開
低学年/生活の中でことばをどう紡ぐか―サークルでの伝え合いを中心に(一年)―
岡田 博元
低学年/単元を貫く音読と書き込みを中心とした全文板書法の指導の実践
佐藤 博
低学年/こどもの「できそう。やりたい!」「わかった。できた!」「うれしい。もっと!」のために―『つながりのとびら』でお気に入りの本を紹介しよう―
阿部 智美
中学年/「主体的に学ぶ子ども」の育成を目指して―「平和」をテーマにした物語を読んで、紹介しよう―
橋 明希
中学年/「モチモチの木」の読みで発言力を育てる
野中 三恵子
中学年/対比の魅力を生かして詩を音読しよう
彦島 康美
高学年/国語が楽しくなる学び方、高学年のノート指導
堀江 まり子
高学年/初日は「型」と教科書教材を指導する
長谷川 祥子
高学年/「新聞」を核とした「書くこと」の指導
村上 博之
中学校・実践授業の展開
1学年/「授業開き」〜最初の第一球〜
増ア 秀敏
1学年/授業を作る前に―実態把握と授業記録ノート―
森 顕子
2学年/新入生へ贈る―祝意・経験・知恵―
岩ア 淳
2学年/学習への関心や意欲を高めるための授業づくりの工夫
古賀 勝利
3学年/自分の学習経験を自分の言葉にする
飯田 和明
3学年/目的意識・感動・振り返りの学習サイクルを
佐久間 義雄
言語活動の充実を図る教室環境の整備 (第1回)
全校で取り組む言語環境づくり
米田 恵子
セミナー報告 (第1回)
第1回実践国語研究セミナー報告
〜テーマ:確かな国語の力をつける言語活動の充実〜
「国語科と他教科の連携」ポイントはここだ! (第7回)
【図画工作科】子どもの姿から言語活動の充実を考える
岡田 京子
国語授業・始めの一歩 (第7回)
ノートとワークシート
松木 正子
単元を貫く言語活動を位置付けた授業づくり (第1回)
その更なる展開に向けて
水戸部 修治
〜単元を貫く言語活動を位置付けた単元構想モデル〜
思考力・判断力・表現力等は「発問」「教材研究」から (第1回)
思考力・判断力・表現力等を育成する「発問」と「教材研究」
小森 茂
今、なぜ単元学習なのか―挑戦と展開― (第1回)
生き生きとした学習にするために
安居 總子
新国語科授業改革論―実践国語研究の確立をめざして― (第1回)
授業デザインと授業力の向上
花田 修一
編集後記
花田 修一小森 茂水戸部 修治松木 正子
今月取り上げた教材
4/5月号

特集 なるほど,そうか!子どもの学び方を育てる授業づくり

平成25年の新年度が始まります。子どもたちもその家族も先生もみんなが,新鮮な気持ちで出発する季節です。特に,小学校や中学校の新一年生にとっては,わくわく,どきどきしながらも大きな期待と若干の不安を胸に学校に通うことになるでしょう。この気持ちは,高校生や大学生や社会人にとっても同じことです。満開の桜のように美しい出発であってほしいと願うものです。

本誌『実践国語研究』も「子どもたち一人ひとりに確かで豊かな言葉の力」を身につけさせ「生きる力」の基盤を育むため「先生方のお役に立つ」雑誌づくりに一層精進していく覚悟でいます。今後とも,ご協力とご支援のほどをよろしくお願い申し上げます。

ところで,特集の「なるほど,そうか!子どもの学び方を育てる授業づくり」を構想するとき,たとえば,次のような実践課題が考えられます。

1 国語学習の授業開きをどのように工夫すればよいか。

2 国語学習の決まりやしつけをどのように図ればよいか。

3 国語の学び方を子どもに理解させるにはどのようにすればよいか。

4 国語嫌いを一人でも少なくし好きにさせるにはどうすればよいか。

5 国語学習への興味・関心・意欲をどのように喚起すればよいか。

ご承知のように平成23年(小)24年(中)25年(高)から実施されている学習指導要領にも「思考力・判断力・表現力等」「知識・技能の活用力」「言語活動の充実」「読書活動の充実」「学習意欲・学習習慣・生活習慣」「学習の見通しや振り返り」等々の育成が強調されています。これらの力を国語の授業でどのように具現化していくのかが,実践国語研究の課題でもあります。国語力(言語力)は,学校教育(特に国語科が中核)においては,校種や学年の発達に即して系統的・段階的に指導して身につけていきます。しかしながら,言葉の力というのは,生涯にわたって,反復的・螺旋的・継続的に学びながら定着していくものでもあります。国語科授業では,その基盤を育てるところにあるといっていいでしょう。

本特集では「なるほど,そうか!子どもの学び方を育てる授業づくり」をテーマとして,全国の研究者によるご提言や学校現場でご活躍の小・中の先生方の新味と工夫のある授業提案をご報告いただきました。明日からの実践国語研究や授業づくりにお役立てくだされば幸せです。

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