- 特集 物語・小説を読んで自分の考えを書く
- 物語・小説を読んで自分の考えを書く力
- 読み書き能力の拡充をめざす文学の授業
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- 物語を読んで自分の考えを書く
- 自己表現を重視した授業を創造する
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- 小説を読んで自分の考えを書く
- 学習者を小説世界の『外側』に立たせるということ
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- 物語・小説を読んで自分の感想や評価・批評を書く
- 低学年/想像を広げて読む活動を読書につなげて
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- 中学年/おすすめ!ブックレビュー
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- 高学年/評価しながら物語を読む
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- 中学校/視点を決めて<自分の読み>を書く
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- 物語・小説を読んで自分の紹介文を書く
- 低学年/物語の中の、自分に似ている登場人物を紹介しよう
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- 中学年/明確な目的や相手意識を持たせ紹介文を書く
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- 高学年/二冊の本を通して考えた「幸せ」
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- 高学校/ひきつけることばを使って紹介文を書こう
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- 中学校/読んでほしい本の小冊子を作る
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- 中学校/ポップで本を紹介しよう
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- 物語・小説を読んで自分の調査・研究報告を書く
- 低学年/レオ=レオニの作品を読み、読書報告会を開く
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- 中学年/読むって楽しい。考えたらもっと楽しい!
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- 高学年/読みを深めるために
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- 高学年/読み手が受ける人物像の違いを調査して書く
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- 中学校/戦争教材の多読から調査活動へ
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- 中学校/「奥の細道」でレポートづくり
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- 子どもの心と言葉を豊かにする国語教室 (第16回)
- 確かな国語力の育成を目指して
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- 〜埼玉県熊谷市立熊谷南小学校〜
- 確かな国語力をつける実践資料の展開
- 中学年/じょうほうレポートを書こう
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- 高学年/言葉について調べたことを書く
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- 高学年/レポート様式を学び、報告する力を
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- 投稿=実践研究の広場
- 「読み深める」ことを重視した物語文の指導
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- 伝え合いを通してよりよい音読に高め合う学習活動
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- BOOK GUIDE 《この本がおもしろい》
- 『音読・朗読入門』(杉藤美代子・森山卓郎著)
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- 『子ども時代』(井上一郎著)
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- 子どもが動く国語科指導のヒント (第4回)
- 小集団で学び合う「話し合う力」
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- 中学校の国語を改革する (第4回)
- 国語科以外の教科等との連携を図る(2)
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- 教師に必要な「言葉の力」を見直す (第4回)
- 読解力
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- 子どもの言葉 (第16回)
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- 話す力・聞く力の基礎・基本 (第16回)
- 聞いたことを活用する(1)
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- 中学校国語科の授業 (第10回)
- 書くことの指導をどのように展開するか(10)
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- 「言葉の基礎」を育てる学習活動 (第4回)
- 学習を振り返るために
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- 説明的文章の学習指導における新しい地平 (第10回)
- レトリックを読む学習指導A
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- 〜コミュニケーション戦略としてのレトリック〜
- 国語力の向上―算数教育の視点から (第4回)
- 算数の言葉=式
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- 実践/楽しく力が付く物語の授業 (第4回)
- ファンタジーの世界に出かける
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- エッセイ/教師として生きていく (第4回)
- 「自分」を語り合うこと
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- 編集後記
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編集後記
実生活・実社会での有効性が強く求められるようになり、物語・小説を読む授業も、大きく改善されようとしています。
何よりも、作品と児童・生徒個々とのかかわりを確実なものにするということです。つまり、ただ作品を読んで分析・解釈した結果だけがノートに残っているのではない。個々人が、自分の考えを何らかの形で書き残し、それを他者に伝えることができるようになることが求められています。課題を解決する、表現する目的をもつなどの展開の中で、物語や小説を読んで自分の考えを明確にする必要があります。本特集を「物語・小説を読んで自分の考えを書く」とした所以です。
「自分の考え」には、分量から考えて短いものと長いものの両方が考えられます。また表現様式から見ると、感想や評価・批評などに加え、紹介するための文章、作品や作家についての調査報告や調査研究、なども含める必要がありましょう。また、読むテキストについても、教科書教材のような一作品もあれば、一冊の本全体やシリーズとなっている数冊が対象となることもあります。このような多様な場面を想定した授業改善を図るために、特集内容を以下のようにしました。
□物語・小説を読んで自分の考えを書く力
□物語・小説を読んで自分の感想や評価・批評を書く
□物語・小説を読んで自分の紹介文を書く
□物語・小説を読んで自分の調査・研究報告を書く
このような内容に関して、それぞれの学年に応じ多様な物語・小説の読み方を想定し、学習者が確実に自分の考えを書くことができるような具体的な提唱を特集しました。
(井上一郎)
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