実践国語研究 2007年3月号
漢字を使う―漢字を使わない子どもをどうするか

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実践国語研究 2007年2・3月号漢字を使う―漢字を使わない子どもをどうするか

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ジャンル:
国語
刊行:
2007年1月15日
対象:
小・中
仕様:
A5判 140頁
状態:
絶版
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目次

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特集 漢字を使う―漢字を使わない子どもをどうするか
漢字を使う指導の意義と課題
漢字仮名交じり文の日本語の特徴に気付く
漢字と仮名を交えて書く方法の変遷
島田 康行
漢字を使う子どもをどのように育てるか
多様な反復で自己獲得を
尾ア 靖二
漢字を使う子ども・使わない子ども―実態を見る
漢字使用に対する意欲と漢字を使わない自由
森田 真吾
楽しく学ぶ漢字学習の素
福田 栄
「筆圧の弱い文字」を書く子ども
松本 仁志
実践/文章を読むときに「漢字を使う」指導の工夫
低学年/歌遊びを取り入れて漢字を楽しく読もう
山岸 芳子
低学年/語彙を広げ、漢字を使う読むことの指導
常田 望美
中学年/文章の中の漢字に着目して読む
日下 誠子
中学年/読む力につなげる漢字の指導
荒木田 早月
高学年/本気で読めば、本気で書けば、漢字も習得する
横田 経一郎
高学年/韻を踏んで文をつくってみYO!
西田 和寛
中学校/漢字に対する興味を高める指導の工夫
春田 晋
中学校/小説を読みひらく漢字の指導
鶴田 晋子
実践/文章を書くときに漢字を使う指導の工夫
低学年/漢字に親しみ文章に生かす指導
藤田 美紀子
低学年/「漢字大好き大作戦」で漢字と友達!
齋藤 良枝
中学年/日常的に漢字を使う意識を育てる
柴田 みどり
中学年/漢字をたくさん書くための授業づくり
池田 いずみ
高学年/漢字仮名交じり文のよさを感じる単元の構想
西原 宏一
高学年/漢字仮名交じり文の良さを再認識させる
原 正寛
中学校/文章を書くとき漢字を適切に使う指導の工夫
岩間 正則
中学校/書けない字を明確にし、誤りの履歴を携帯する
高橋 伸
子どもの心と言葉を豊かにする国語教室 (第12回)
伝え合う力をはぐくむ学習指導の工夫
下野 弘喜
〜福井県敦賀市立気比中学校〜
確かな国語力をつける実践資料の展開
低学年/じどう車ずかんをつくろう
コ留 紀代美
中学年/全ての児童が自信を持って発言する
葛山 雅
高学年/必要な情報を得るために読み効果的に表現する
中村 安朱花
投稿=実践研究の広場
読書の楽しみを見つけて、書いて伝える
村松 益美
漢字に表すことのよさに気付く学習
片岡 亜樹
BOOK GUIDE《この本がおもしろい》
『「ゆっくり」でいいんだよ』(辻 信一著)
三浦 登志一
「読書が苦手…」な中学生を本の世界に誘う3冊
有馬 ゆかり
いまさら聞けない国語の豆知識・素朴なQ&A (第30回)
昭和時代小説
佐藤 きむ
子どもの言葉 (第12回)
大林 博子
新しい国語科の学習指導法―実践の可能性と成果 (第6回)
小学校/自校の国語科カリキュラムをマネジメントする
鯨井 幹夫
小学校/表現活動につながる読む力の育成を目指す
山本 早苗
中学校/学習指導案を改革しよう
水戸部 修治
話す力・聞く力の基礎・基本 (第12回)
対話力―相互作用的に話し合う力
井上 一郎
中学校国語科の授業 (第6回)
書くことの指導をどのように展開するか(6)
冨山 哲也
学年別 国語教室の1年間 (第6回)
自分を見つめ発信する力をつけよう―自己認識を認める六年生
上月 敏子
説明的文章の学習指導における新しい地平 (第6回)
説明的文章を読むことと論理的思考力の育成
寺井 正憲
かかわる力を育てるコミュニケーション教育の展開 (第6回)
文化を越える・文化を創るコミュニケーション
市川 真文
国語教師としての力を高める (第6回)
「国語教師」として人生を生きる
小久保 美子
編集後記
井上 一郎

編集後記

国立教育政策研究所では、二〇〇五年の一月から二月にかけて、「特定の課題に関する調査」の中で児童・生徒の漢字習得の実態を調査しています。読み書き一〇〇問ずつ、しかも同一問題を複数学年に実施し、どのように定着していくのかも調べました。その結果は、読み書きともに、従来と比較しても安定した通過率を示しています。また、共通問題についても学年進行に伴って通過率が順調に上がっており、指導の成果が見られる結果になっています。

ただ、気にかかることもあります。それは、このように一定の成果があるのにもかかわらず、子どもが書いた文章を見ると、あまり漢字が使われていないことです。

そこで、本誌では、漢字を積極的に使うようにする指導の工夫について特集しました。特に、文章で使うことの意義や実践の工夫について考えます。文章を読むときに、漢字に注目して読んでいくことの意識化や方法を考えたり、文章を書くときに積極的に使うようにしたりする指導方法を提案いただきました。それらは、習得率の低い漢字をどのように高めるのかという課題にも応えることになりましょう。


1 漢字を使う指導の意義と課題

(1) 漢字仮名交じり文の日本語の特徴に気付く

日本語の特徴の一つとなっている漢字仮名交じり文は、なぜそのようになっているのか、文章を読んだり書いたりするときにどのような特質を持つことになるのかなどについて専門的な立場から解説する。

(2) 漢字を使う子どもをどのように育てるか

漢字を積極的に使うようにするにはどのようなことに配慮すればよいのか、漢字指導の現状を踏まえ、実践の展望を行う。

2 漢字を使う子ども・使わない子ども―実態を見る

小中学校の現場において、子どもたちは、どのような実態になっているのか、それらを踏まえてどのような工夫をすればよいのかについて論じる。

3 実践/文章を読むときに「漢字を使う」指導の工夫

従来、等閑視されてきた文章を読むときの漢字指導について、漢字仮名交じり文として文章を構成している漢字表記に注目して取り上げ読む力に結びつけながら、漢字力・語彙力・読む力などを同時に育成していくよ

うな実践提案をする。

4 実践/文章を書くときに漢字を使う指導の工夫

文章を書くとき、漢字仮名交じりを巧みに活用する能力を育成する実践提案をする。

(井上一郎)

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