実践国語研究 2007年1月号
どうすればいいの「記述力」

O280

«前号へ

次号へ»

実践国語研究 2007年12・1月号どうすればいいの「記述力」

紙版価格: 859円(税込)

送料無料

電子版価格: 772円(税込)

Off: ¥87-

ポイント還元20%

ファイル形式

PDF
ジャンル:
国語
刊行:
2006年11月16日
対象:
小・中
仕様:
A5判 140頁
状態:
絶版
出荷:
ダウンロード
定期購読

目次

もくじの詳細表示

特集 どうすればいいの「記述力」
「記述力」を高める指導法―考え方とポイント
記述力の四要素とその指導のポイント
森山 卓郎
教科を貫く国語力としての記述力の育成
水戸部 修治
書くにあたって「相手を意識する」ということ
森田 真吾
実践/このようにして「記述力」を高めた!
各領域における記述力の指導
【話す・聞く領域】正しく伝えるために、メモ力を伸ばす
弓場 順枝
【話す・聞く領域】相手や目的を明確にした意見文を書く
森 惠美子
【書く領域】書く意欲と確かな書く力を高める
牧野 守
【書く領域】どんな「書く力」をどうつけていくか
丹羽 加枝
【読む領域】表現の工夫を読み取り、生かす
大森 和彦
【読む領域】「自己評価座席表」を積み重ねる
松原 洋子
表現様式に応じた記述力の指導
低学年/絵本から行動様式を学ぶ
福元 真太郎
中学年/発想豊かな紹介文作りから
樋口 浩
中学年/のびのびと表現できる子どもに
大村 利津子
高学年/ナビゲーション力を育てる
青木 和裕
高学年/環境問題について意見文を書く
勝部 富士子
中学校/「起承転結」の展開を考えて物語を書こう
藤田 まり
中学校/教科書を読みやすく書き換える
山内 修
緊急特集/私の構想―新しい学習指導要領の構成と内容
子どもに付ける能力をいっそう明確に
松山 美重子
新しい学習指導要領の構成と内容を考える基底
福田 栄
学びの核―生活・総合的な学習
井出 政廣
正しい日本語が使える児童の育成
有田 玲子
基礎・基本となる言語活動のとらえ方
山本 早苗
PISA型読解力の育成を
三石 美鶴
「学び」と「生きる」ことの関連を意識して
渡辺 知樹
「考えながらつづる」内容を基盤に
上村 芳郎
尊きは、日々の「ことばの発見」
永池 啓子
重視すべき事項・四点
篠田 信司
基礎・基本の明確化と領域の再編成
稲井 達也
指導事項の一層の具体化
辻 俊行
国語力の育成に向けて
新沼 隆三
言語能力を総合的に高めるために
三田村 裕
生徒一人一人が輝けるように
西木 英里
子どもの心と言葉を豊かにする国語教室 (第11回)
「心と言葉の響き合い」で、「豊かな国語力」を持つ子どもの育成
福岡 祐子
〜山形県山形市立山形第一小学校〜
確かな国語力をつける実践資料の展開
低学年/国語科と生活科をつなげて
木寺 豊子
中学年/子ども自身が既習を意識して読む
地下 雅志
高学年/リズムと五感で俳句創作
弥延 浩史
投稿=実践研究の広場
認知特性に応じた「書くこと」の指導
池嵜 繁伸
書くことによって古典の読みを深める
蝦名 理佳
BOOK GUIDE《この本がおもしろい》
『「言葉の力」を高める新しい国語教室入門』(尾ア靖二著)
山本 早苗
子どもと選んだ学級文庫に入れたい5冊
神明 照子
いまさら聞けない国語の豆知識・素朴なQ&A (第29回)
文法
佐藤 きむ
子どもの言葉 (第11回)
水野 朝之
新しい国語科の学習指導法―実践の可能性と成果 (第5回)
小学校/新しい国語科の授業づくりのために
鯨井 幹夫
小学校/読解力につながる読みの指導(2)
山本 早苗
〜多様なテキストに対応する力をつける〜
中学校/授業プロセスの再構築
水戸部 修治
話す力・聞く力の基礎・基本 (第11回)
質問力
井上 一郎
中学校国語科の授業 (第5回)
書くことの指導をどのように展開するか(5)
冨山 哲也
学年別 国語教室の1年間 (第5回)
自分の考えを持たせよう―主体的にかかわる力がつく五年生―
上月 敏子
説明的文章の学習指導における新しい地平 (第5回)
自分のテクストを生み出す(2)
寺井 正憲
〜想を読むことから書くことへダイナミックに展開させる〜
かかわる力を育てるコミュニケーション教育の展開 (第5回)
コミュニケーションを育てるメディア
市川 真文
国語教師としての力を高める (第5回)
授業改善へと駆り立てるものは何か
小久保 美子
編集後記
井上 一郎
Keyword Index

編集後記

日本の子どもたちは、記述力に課題があることが、国や地方自治体の学力調査、さらには国際的な学力調査などで明らかになっています。ただ、記述力を高めるといっても、従来、書くことの領域での構成後のプロセスとなる記述活動だけを思い浮かべることも多く、いよいよ指導となるとどのようにすればよいのか分からないというのが現状です。そこで、本特集では、「どうすればいいの『記述力』」という現場の声をテーマにした特集を構想しました。記述力は、各領域で育成すべきものであることや、話し言葉や書き言葉にわたる説明や報告、紹介、感想や意見などの表現様式に応じた能力です。そのようなことに応える指導法を学年の発達段階を意識して、理論的な枠組みや実践の提案を執筆いただきました。

また、学習指導要領の改訂が平成18年度内に行われると言われています。そこで、第2特集として「私の構想―新しい学習指導要領の構成と内容」を緊急特集しました。どのような構成や内容にしたいのか、論じていただきました。

T 「記述力」を高める指導法―考え方とポイント

何が課題となっているのか解明し、理論的な枠組を展望した上で、考え方やポイントを論述する。

U 実践/このようにして「記述力」を高めた!

1 各領域における記述力の指導

三領域での記述力育成を具体的にイメージし、実践した後に考察を加え提案する。

2 表現様式に応じた記述力の指導

多様な表現様式の中から実際に取り上げたものを中核に実践提案する。

★緊急特集/私の構想―新しい学習指導要領の構成と内容

新しい学習指導要領の構成や内容はどうあるべきか、自分の構想を論述する。

(井上一郎)

    • この商品は皆様からのご感想・ご意見を募集中です

      明治図書

ページトップへ